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Joichiro side
「丈?どしたん、急にそんな真顔になって」
藤原「…どしたんはこっちのセリフやねんけど。」
「…なにが」
藤原「その首のバンドエイドなんやねん。」
言ってもうた。
あかん、って思ってても、酔っている頭はではそんな言うこと聞かんくて。
「…取ろか?」
藤原「…うん」
ペリッ、と音を立ててバンドエイドを剥がすA。
そこから露わになったのは想像通り、赤い華が咲いてて。
藤原「…不倫しとったん、」
「…、」
藤原「なんか言えや、」
「…んふ、笑」
藤原「なに笑ってんねん」
「丈、これ誰にやられたんか気にならへんの?」
藤原「はぁ?……は、え、なに、メンバーとか言わんとってや?」
「ちゃうわあほ笑 なんでやねん笑
康太ですー。」
そう言ってヘラヘラ笑うA。
…え、康太?
藤原「康太が何でそんなん…」
「どっかの誰かさんが前、康太の見てるとこでやったからですー」
その言い方からすると、
もちろんどっかの誰かさんというのは俺しかおらんくて。
え、俺康太がおる時やったっけ?
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作者名:∞なこ∞ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/ars_8_west
作成日時:2017年1月9日 11時