姫宮様 咲良side ページ16
咲良「大丈夫ですか？司様」
司「うん。大丈夫」
咲良「距離があったもので、遅くなって申し訳ございません」
司「全然。むしろ早すぎて驚いたくらい」
そうですか
？こっちの子は…
ああ、資料で見たことある
姫宮桃李様か
司「桃李君も大丈夫ですか」
桃李「あ、えっと、、、その…」
まだ混乱しているんだろうね
咲良「縄解きます。司様、ちょっと待ってください」
あらら、赤くなっちゃってる
咲良「ちょっと跡ついちゃいましたね…痛くないですか？」
桃李「え、あ、、」
咲良「慌てなくて大丈夫ですよ。姫宮桃李様ですよね」
司「帰り際に2人で話していた所をやられまして」
咲良「なるほど。えっと…」
「坊っちゃま！！」
桃李「！！弓弦ぅーーー！！！」
？誰だよ
桃李「ゔぅ、怖かったよぉ」
？？「…ご無事で何よりです」
服装的に執事さん？
？？「貴方が坊っちゃまを…私、伏見結弦と申します。本当に、ありがとうございます」
咲良「いえいえ、とんでもない」
司様の縄を解きながら答えた
やっぱり司様も跡が付いている
咲良「えっと、伏見さんでしたっけ？姫宮様、抵抗したのか縄で縛られた跡が残ってしまいまして。2、3日すれば消えると思いますけど、念のため冷やしてくださいね」
伏見「はい、わかりました。朱桜の坊っちゃまは大丈夫ですか？」
司「はい。平気です」
伏見「そうですか…ところで貴方は…」
咲良「あ、咲良と言います。司様のボディーガードです。一応」
伏見「…なるほど。この現場はそういう事でしたか。」
おお、怪しまれなかった
咲良「伏見さんは学生さんですか？随分お若いようですが」
伏見「はい。歳は16になります。咲良さんも随分お若いようで」
咲良「まあそうですね。今14ですから」
伏見「本当にありがとうございます。後の事は私どもで片付けておきますので」
咲良「助かります。司様、行き…！？」
いきなり司様がもたれかかって来た
司「疲れた…早く帰りたい」
わお、これは相当疲れてる
咲良「はい。それでは伏見さん、さようなら」
________
それはきっと気のせいだ。 司side→←ボディーガードです。 咲良side
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作成日時：2020年8月7日 16時
