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大橋「いやでも意外やな〜？Aがこんなにも1人の人に夢中になるなんて。」
「それは私もだよ……」
絶対同じ事務所の人を好きにならない自信あったのに……
康ちゃんに会ってからそんな自信呆気なく打ち砕かれた。
「もうっ！はっすんのせいなんだからね！」
大橋「ぇえ！？俺ぇ！？！」
「はっすんが私に康ちゃんを紹介したから！」
じゃなければ！きっと好きになることもなかった！
……うん、多分！
「どうしてくれんのよ！責任とってよね！」
大橋「いやいやっ！だから俺いろいろ協力したやん！」
「む。」
確かに、連絡先の交換とか、楽屋の挨拶とか全部はっすんのお陰だったわ。
忘れてたん？ってはっすんはすこし怒り顔。
「ごめんごめん！覚えてます！感謝してます大橋さん！」
大橋「全然ええけど〜……」
次は唇を尖らせていて。
康ちゃんもだけど、関西の人ってどうしていじけるとこんなにも可愛いんだろうか。
大橋「にしてもな〜、ジーコなに考えてるんやろ。」
「普通に、私を好きじゃないだけでしょ」
それ以外、応えられない理由でもある？
なんだか悲しくなってきちゃった
大橋「ん〜……でもそんなことないと思うんやけどな〜」
「もう！いいの！康ちゃんのことは！」
せっかくはっすんとの久しぶりのご飯なんだから、楽しくしたい。
だからこんな落ち込む話なんて早く終わらそう
そう思ってドリンクを選び始めた私を焦ったようにはっすんは止める
大橋「まってまって！まだ呑むん！？」
「当たり前じゃん！飲まないとやってられないよ！」
大橋「ごめんて〜！こんな話持ち込んで！な？もう飲むのやめとこ？そんな強くないやん！」
「大丈夫です〜！なんてったって、明日休みだから！ほら、はっすんも呑も？」
大橋「もう、知らんで〜？」
結局折れてくれたはっすん。
せっかくだもん、楽しまなきゃ。
そして、少しでもこの悲しい気持ちを無くさないと。
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作者名：chi
| 作成日時：2021年4月25日 16時
