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それから、仕事の話やプライベートの話をいっぱいして、気づけば時計の針は頂上を指していた。
呑んだお酒の数も、1、2、、、あれ？何杯目だ？
なんだか気分もフワフワしてきて顔も暑いし、目もトロンとしてきた。
大橋「なあ、A酔ったやろ？」
「ん〜、ギリ大丈夫……」
大橋「まだジーコのこと聞いてないんやから、寝んといてや！」
「ジーコ…？康ちゃんのこと…？」
大橋「そう！どう？なんか進展あった？」
ニコニコと、前かがみになって聞いてくるはっすん。
だけど残念、
「あるわけないじゃん！あったら一発目に話してる！」
悲しすぎるくらいに全く進展してないんだよ！
大橋「ぇえ？！嘘やろ！？同じグループやん！」
「いや、そうなんだって……それなのにだよ？」
大橋「いや〜、まじか〜(笑)」
まじか〜(笑)じゃ、ないよ。こっちは結構深刻なんだから。
元々、康ちゃんと知り合ったのもはっすん経由だったから昔っから相談事はよくしてる。
だから前回あったことも話すことにした。
「なんかさ、康ちゃんグイグイくる人苦手みたい」
大橋「なんやそれ！ほなAアウトやん！」
「ちょっと！少しは言葉選んでよ！」
分かってるけど！そんなズバッと言うか！？
はっすんは大笑いしながら「それで？」と続きを聞いてくる。
「だから、私も路線を変えようかな、と。」
大橋「変えるって…控えめになるってこと？」
「そう。」
大橋「できるん？そんなこと。」
「いや、無理。」
大橋「めっちゃ即答やん。」
自分で言っといてって感じだけど、絶対無理だわ、今更控えめになんて。
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作者名：chi
| 作成日時：2021年4月25日 16時
