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目黒「それにさ、ふっかさん達も絶対迷惑なんて思ってないと思うよ」

「うん……だといいけど…」

目黒「あの人達は間違ってたらちゃんと注意する人たちじゃん。そんなのAはよく知ってんじゃないの?」

「……っ!」




めめに言われてハッとする。

確かに、どんなに仲が良くても、どんなに後輩でも

ダメなものはダメって、ちゃんと注意する人たちだった





目黒「だからさ、言わないってことはふっかさん達もダメって思ってないからでしょ」

「うん……そうだね。」

目黒「それに、どんなに周りから言われようと、味方なんていっぱいいるんだから。メンバーとか、ファンの子とか。だからそんな少数派の意見なんて気にしなくていいんだよ」






すごいな……めめは。


なんでそんな私の欲しい言葉ばっかくれるんだろ。






「……めめさ、アイドル辞めたらカウンセラーになるべきだと思う」

目黒「え?(笑)なに急に(笑)」

「いや、絶対向いてるよ」





だって、めめの言葉で一気に救われたから。


さっきまでどんよりしていた気持ちが

今ではすごくスッキリしてる。







「ありがとうね、めめ。すごく楽になった」

目黒「いいえ、こんなことで良ければいつでも聞くよ」

「ふふ、じゃあそんな目黒大先生に質問」

目黒「大先生??(笑)(笑)」

「うん、わたしだけの(笑)あのさ、康ちゃんはいつになったら振り向いてくれるかな?」

目黒「あーー(笑)」

「いつまでも振り向いてくれなくて辛いです」

目黒「それはさ、康二次第でしょ(笑)」

「むーーーー……やっぱりかぁ…」

目黒「でも一つだけ言えるとすれば、Aは今のままで十分だよ、絶対に。」





なんて、なんの根拠もない理由だけど。


めめが言えばじゃあ大丈夫だって思えちゃう。





すごいな、めめの言葉って。




なんだか魔法の言葉みたい。




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作者名:chi | 作成日時:2021年4月25日 16時

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