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こういう落ち込んだ時は阿部ちゃんに慰めてもらうのが1番。
きっと楽屋にいるだろう、そう思って部屋の中に入るとそこには阿部ちゃんの他、舘とふっかもいて。
慰めてもらうにはもってこいの3人がそろっていたから、顔を見た瞬間思わず泣きそうになってしまった。
「阿部ちゃ〜ん……」
阿部「あら、泣きそうな顔してどうしたの？」
「もう無理、慰めて…」
手を広げて近づくと、ギュッと抱きしめて膝の上に座らせてくれた。
そしてリズム良く背中をポンポンしてくれて。
ああ、もう、優しすぎるよ阿部ちゃん……
深澤「なになにどったの」
宮舘「これから撮影なんだから、そんな顔しないの」
そんなわたしたちの隣にいるふっかたちからも優しい声で話しかけられて。
Jrの後輩たちからは怖いって言われてたみんなだけど、わたしにとったらずっとずっと優しいお兄ちゃんたち。それは昔も今も変わらない。
「ん〜……」
深澤「どうせ康二でしょ？」
「もう…私が落ち込む理由が全部康ちゃんだと思わないで」
深澤「なあに、じゃあ違うの？」
「違くないけど……」
だって悔しいじゃん
私が一喜一憂する理由が全部康ちゃんだなんて。
「ねえ、私が髪伸ばしたら変だと思う？」
阿部「ありゃ、また唐突だね(笑)」
「いいから、ねえどう思う？」
宮舘「似合うと思うけど、俺はそのくらいが1番いいと思うよ」
阿部「うん、俺もそう思うな〜」
「…だよね〜」
少しでも康ちゃんの好きなタイプに近づけたらなって思ったんだけど。
2人にそんなこと言われたら中々できないな。
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作者名：chi
| 作成日時：2021年4月25日 16時
