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だけどそんな私の考えを覆す出来事があった。
本屋に行った時たまたまみかけた雑誌。
SnowManの文字がみえ、なんとなく気になった私はそれを手によりページを捲った。
インタビューでは彼らの恋愛観について聞いていて。
そこに書いてあった辰哉の1文。
”結婚願望は全然ないんだよね”
その言葉を見た瞬間、一気にどん底に落とされた気持ちになった。
そして、すごく冷静な気持ちにもなって。
なんだ、やっぱりそうなんじゃん。
いまの辰哉にとって結婚を考えられる相手はいない、そういうことでしょ？
結局私は遊びの女、それくらいに過ぎなかった。
何を期待してたんだろう。
いつか彼と幸せになれるとか思ってたのかな。
馬鹿馬鹿しい、彼女にすらなれてないのにね。
彼女の影を全然チラつかせないから、きっといないんだろうなって安心してたし、特別って言ってくれるからこそどこか自惚れてた。
「アホらし……」
頭ではずっと分かってはいたけど、やっぱりどこか期待していたのか、もうメンタルはボロボロで。
思わず零れ落ちる涙。
ねえ辰哉、苦しいよ。
どうして私はあなたの彼女になれないの。
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作者名：chi
| 作成日時：2021年3月4日 23時
