好き、その一言 1 【紫】 (ページ16)

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「初めて言われた、」

深澤「え、嘘(笑)分かってねーなー他の奴ら(笑)」

そんなヤツら無視だよ、無視！わら

って、笑い飛ばしてくれたから。
なんだか少し嬉しかった

深澤「それにしてもこんなとこで成海さんに会うなんてびっくりしたわ(笑)」

思わず2度見したもん(笑)って。

「え？」

深澤「ん？」

まって、今サラッと私の苗字呼んだ？
え、なんで深澤くんが知ってるの？

深澤「なに、どした？」

「いや、なんで名前…」

知ってるのかなって、

私が彼の名前を知ってても可笑しくないけど、なんで私の名前なんかあなたが知ってるの？

深澤「有名じゃん、成海さん」

「え、そうなの？そんなの知らない……」

深澤「だろうな～(笑)こっち側でだからね」

って、とても意味深な感じで言われて気になってしまう。
もしかして悪い噂なのかな。

深澤「言っとくけど、めちゃめちゃいい意味でだからね？わら」

私が悪い方に考えてるのがわかったのか、そうフォローしてくれた深澤くん。

なんで私が思ってることに気づいたんだろうか。

だけど考えても分かるはずがないから「ん、わかった」って返しといた。

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