. ページ48
.
中に入ってみてもやっぱり異世界。
UFOキャッチャーが得意らしくどれがいい？って聞かれたから最近好きなキャラクターのぬいぐるみを選んだ。
お金を入れてゲームを始める深澤くんの横顔を眺める。
……うん、やっぱりかっこいい。
きっと気づかないだろうと思って見すぎてたら「めっちゃ見てくんじゃん(笑)」って。バレてた！！！！！
深澤「なあに(笑)」
「あっ、いや！！かっこいいなっ、…て！ちが！！！」
焦って思わず本音を言ってさらに焦る。恥ずかしい！！
そんな私を見て深澤くんはケラケラ楽しそうにする。
深澤「まじ？かっこいいって思ってくれんだ(笑)うれしいねえ(笑)」
「……別に言われ慣れてるでしょ？」
深澤「言われ慣れてても、誰に言われたかが肝心じゃない？」
その言い方……。じゃあ私が言ったら？って考えていたら「もちろん成瀬ちゃんに言われたら嬉しいよ」って。なんで分かったんだろう。鋭い。
「…深澤くん。そんなことホイホイ言っちゃダメだよ…」
深澤「え？なんで？てか俺そんな誰にでも言わないよ」
「だからさー……」
そういう所だよ。そんなこと言われたらみんな勘違いしちゃうよ。困るのは深澤くんなのに、当の本人は全く聞く耳を持たず。少ししてあっという間にぬいぐるみをゲットした。
「…え、え！すご！早い！」
まだ2回だけだったのに。本当に得意なんだ。
ふふんって笑った深澤くんの顔は少しだけドヤ顔だったけど、そんな顔もかっこいいな、なんて。
深澤「はい。どうぞ。あげる〜。」
「え、え！？いいよ！悪いよ！」
深澤「いいのいいの！元々成瀬ちゃんの為に取ってたし」
「っ、じゃあだったらお金！」
深澤「もう！本当にいいって！(笑)ほら！」
そう言って手の上に置かれたら受け取るしかなくて。「ありがとう……」とお礼を言えば頭を撫でられる。
「っ、え！？！！」
深澤「んー？(笑)」
「いやっ、ちょ！」
テンパる私とは対照的に深澤くんは楽しそうに「まじでかあいいよね(笑)」だって。何それ……
「チャラい……」
深澤「チャラくないわ(笑)」
「誰にでもしてるんだ」
深澤「するわけなくない？」
嘘だ。絶対嘘。だって慣れてるもん。
それに聞いたことある。深澤くんはすごくモテるって。
……なんだかすっごく嫌だな、なんて。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2364人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀(プロフ) - Snow Manとジャニーズ全グループ大好きですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (12月11日 23時) (
レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - chiさんの書かれる💜さんが大好きで何度も読み返してます！更新楽しみにしております〜！ (11月25日 1時) (レス) id: 107b7f8561 (このIDを非表示/違反報告)
ことちゃん(プロフ) - いつも楽しみにしてます！いつかふっかsideも読みたいです💜 (11月16日 21時) (レス) @page38 id: 56d9883f54 (このIDを非表示/違反報告)
コパ - お忙しいと思いますのでゆっくりと頑張ってください！ (10月16日 16時) (レス) id: 4ac7fe361f (このIDを非表示/違反報告)
コパ - いつも楽しみながら読ませてもらってます！！ふっかさんの沼を実感できる良い小説すぎてもうたまんないですね！更新楽しみにしてますっ (10月16日 16時) (レス) id: 4ac7fe361f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chi
| 作成日時：2023年9月16日 21時
