16 ページ16
.
コンビニに着いて、本当にふっかは3人分のダッツを買ってくれた。申し訳なくなってやっぱ払うよ、と言っても女の子は黙って奢られときな〜って財布を持っている手をそっと下げられた。
「ありがとね」
「いーっていーって」
さ、なべたち待ってるし帰ろ〜って元来た道を戻ろうとしたら、前方からピンク色の髪の毛と茶髪の2人組が歩いてきた。多分あれは田中くんと慎太郎くん。向こうも気づいたみたいで「師匠ーー！」と手をブンブン振っている。
「師匠？(笑)」
「そ(笑)なんかそう言われてる(笑)」
コンビニの前で止まってたら田中くんたちも近づいてきて、私とふっかを交互に見て「なに、デート？(笑)」とニヤニヤしながら聞いてきた。
「はあ？ちげーよ(笑)」
「うん、知ってる(笑)」
「おい！それもおかしーだろ！」
「だって相手成瀬ちゃんじゃん(笑)ありえない(笑)どうもー？成瀬ちゃん」
そう言ってまさか私に話しかけてくると思わなかったから面食らってしまう。
「っえ？」と驚くとかあい(笑)ってヘラッと笑いながら言われてしまいさらにどうしたらいいか分からない。
「おい樹(笑)急に絡むなよ(笑)困ってるだろ」
「えー？んなことねーべ、なー？」
「やめとけ樹(笑)…久しぶりだね？Aちゃん」
急なノリについていけなくて困っていたら、隣から優しい声で慎太郎くんに話しかけられて。彼の変わらぬ優しさに思わずホッとしてしまった。
「…久しぶり」
「うん、これから何するの？」
「テスト勉強、ふっか達と」
「お？まじ？俺らも〜」
北斗んちですんだよ、なー！？と慎太郎くんたちは肩をくむ。北斗くんていうのは多分松村北斗くんのことで。毎回トップ3に入るくらい頭がいい彼もこの人たちとお友達。
「北斗たちは？」
「もう先行ってる〜」
「俺らきょも探してたんだよ。誘っても行かないっていうから無理やり連れていこうかと思って。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1907人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちい(プロフ) - 大好きな作品に出会えましたありがとうございます♡Twitterも覗きに行きます♡ (8月6日 14時) (
レス) @page19 id: c90a08384d (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます。また、お待たせしてすみません（ ; ; ）番外編も作ろうと考えてますので少々お待ちください(^^)ありがとうございます！ (2023年2月1日 21時) (レス) id: ad245d709c (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - 彩花さん» コメントありがとうございます。また、お待たせしてすみません（ ; ; ）リクエスト頂いたお話とても面白そうでぜひ参考にしたいと思います！ありがとうございます！ (2023年2月1日 21時) (レス) id: ad245d709c (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きを楽しみにしてました!!リクエストなんですけど、体育祭の後の話を少しでいいので見てみたいです！ (2023年1月30日 12時) (レス) @page50 id: 09f424ba98 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 更新ありがとうございます！密かに待ってました！そしてお疲れ様です！リクエストなのですが学生で京本大我くんが好きでアピールしてる女の子と全く興味ない京本大我くんのお話が見てみたいです、、！ (2023年1月28日 23時) (レス) @page50 id: 882fe032cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chi
| 作成日時：2022年6月18日 16時
