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「案の定、勘違いしてくれたみたいだしね」
確かに、しばらくしていじめはなくなったかもしれない。
でも、じゃあなんで、
「高校でも続ける必要…」
「俺だってそんなつもりなかったよ」
「ならっ、」
「だけど誤算」
「え？」
「かなり目立つ奴らと仲良くなったから」
それは多分、田中くんたちの事だろう。
確かに、彼らの人気はすごいから。女子からのやっかみも中学以上かもしれない。
「樹達も、俺とAが付き合ってるって知れば絶対絡みに行くのは目に見えてたし、それで目付けられていじめとかあったら嫌だったから言ってなかった。」
次々と明かされていく事実に、頭が追いつかない。
「そんなことをしていたら、どうやって接したらいいのか分からなくなったし、間違えたかもって気づいた時にはもう遅かった」
「……大我くん、」
「ふっかとか慎太郎達と仲良くなっていくのみて、かなり焦った。もしかしたら、あいつらのこと好きになるかもって。」
「……そんな」
「電車でのこともあって、いよいよ愛想つかされたかなって本気で思った。」
「……。」
「振られるかもって、ビクビクしてたのは俺の方だよ」
もう、我慢できなかった。
横にいる彼に抱きつけば、戸惑ったような声を出しながらもそっと背中に手を回してくれた。
「A…？」
「好きだよ…」
「…え？」
「大我くんが好き……」
「…うん」
「いじめなんて、どうでも良かった」
「…良くないでしょ」
「ううん、本当にどうでもよかったの」
いじめなんて、痛くも痒くもなかったよ。
「それ以上に、大我くんが離れていった時の方が辛かった……」
「っ、」
「だからもう…………離れて行かないでよ……」
大我くんが傍にいてくれれば、それだけで十分だから………
「Aって本当に生意気だね」
「っえ？」
「今日ので俺の努力も水の泡だよ」
「な、」
「でも、Aのその行動に、毎回助けられてるのかもな」
「………え？」
「好きだよ」
「…たいがっ、」
「俺だって、もう離したくない」
その言葉を聞いて、また涙が溢れ出す。
そんな私を「泣きすぎ」と可笑しそうに見つめる。
「だっ、て……」
「そんな泣き虫だったっけ？」
「大我くんの、せいだよ…」
「そっか」
「じゃあ仕方ないね」ってまたクスクス笑い、泣き止むまでずっと抱きしめてくれていた。
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ちい(プロフ) - 大好きな作品に出会えましたありがとうございます♡Twitterも覗きに行きます♡ (8月6日 14時) (
レス) @page19 id: c90a08384d (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます。また、お待たせしてすみません（ ; ; ）番外編も作ろうと考えてますので少々お待ちください(^^)ありがとうございます！ (2023年2月1日 21時) (レス) id: ad245d709c (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - 彩花さん» コメントありがとうございます。また、お待たせしてすみません（ ; ; ）リクエスト頂いたお話とても面白そうでぜひ参考にしたいと思います！ありがとうございます！ (2023年2月1日 21時) (レス) id: ad245d709c (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きを楽しみにしてました!!リクエストなんですけど、体育祭の後の話を少しでいいので見てみたいです！ (2023年1月30日 12時) (レス) @page50 id: 09f424ba98 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 更新ありがとうございます！密かに待ってました！そしてお疲れ様です！リクエストなのですが学生で京本大我くんが好きでアピールしてる女の子と全く興味ない京本大我くんのお話が見てみたいです、、！ (2023年1月28日 23時) (レス) @page50 id: 882fe032cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chi
| 作成日時：2022年6月18日 16時
