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その後も何か言い合う声が聞こえてきて、パシンて音がしたかと思えば私がいる方とは逆のドアから女の人が走って出ていった。
少しだけ開いていたドアから中を覗けば、そこに立っていたのは京本くんで。
多分さっきのパシンって音は叩かれた音だろう。痛そうに頬を押さえてる。あんな振り方したら当然だよ、と思うけど、彼の後ろ姿はとても寂しそうで。
いてもたってもいられなくなった。
「血、でてるよ。」
急いで濡らしてきたハンカチを彼の口元にあてる。居なくなってたらどうしよ、と思ってたからまだ居て少しだけ安心する。
突然現れた私に驚きを隠せない顔をしている京本くん。
「え、は、なにっ、」
「血が、でてたから…」
「いや、は？」
「まあ…、保健委員のお節介とでも思ってよ…」
何言ってんだ？て感じだよね。自分でも驚きだ。自分にこんな行動力があるなんて思わなかった。だけどなんだかほおっておけなくて。気づいたら足が動いていた。
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「もう少し、さ、言い方変えた方がいいんじゃない？」
いきなり現れて手当てして、こんなこというなんて。お節介の域を超えてるし本当にどうしたんだって思う。
「……別にお前に関係ないだろ。」
「まあそうだけどさ、でもせっかくかっこいい顔してるのに勿体ないよ。」
そう言いながらもっていた絆創膏をペタッとはる。少し大きいけど、まあいいか。
「はい、おわっ、！？」
り、と顔を上げようとしたら手で目元を隠された。目の前は真っ暗な世界、だけどフワッと香るいい匂い。突然のことに今度は私が驚く。
「えっ、なに！？」
「うざい、お前」
「えっ、え！？」
「生意気、まじで」
「いや、ごめっ、」
「……でも、ありがとう」
「…………うん、」
目を塞がれる前、一瞬見えた彼の表情はなぜか少しだけ赤かった。
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ちい(プロフ) - 大好きな作品に出会えましたありがとうございます♡Twitterも覗きに行きます♡ (8月6日 14時) (
レス) @page19 id: c90a08384d (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます。また、お待たせしてすみません（ ; ; ）番外編も作ろうと考えてますので少々お待ちください(^^)ありがとうございます！ (2023年2月1日 21時) (レス) id: ad245d709c (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - 彩花さん» コメントありがとうございます。また、お待たせしてすみません（ ; ; ）リクエスト頂いたお話とても面白そうでぜひ参考にしたいと思います！ありがとうございます！ (2023年2月1日 21時) (レス) id: ad245d709c (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きを楽しみにしてました!!リクエストなんですけど、体育祭の後の話を少しでいいので見てみたいです！ (2023年1月30日 12時) (レス) @page50 id: 09f424ba98 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 更新ありがとうございます！密かに待ってました！そしてお疲れ様です！リクエストなのですが学生で京本大我くんが好きでアピールしてる女の子と全く興味ない京本大我くんのお話が見てみたいです、、！ (2023年1月28日 23時) (レス) @page50 id: 882fe032cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chi
| 作成日時：2022年6月18日 16時
