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「じゅり〜明日1限だから早めに帰る〜」
樹「は?朝までいるべ?」
「ダメ、レポート終わってないから帰る」
樹「なぁんだよ〜つまんねえな!」
「1日女遊び我慢するだけで、いつでも飲めんじゃん」
いつもは渋々飲みに行くの付き合う、みたいな言い方でついてきてるけど
私がまた飲みたいみたいな発言しちゃった
樹「まあそれもそうだな!じゃあそろそろ良い時間だしあと一杯だけ飲んで帰るか〜何飲む?」
「ウーロンハイ飲む〜」
樹「おっけ、あ!飯島さ〜ん!ウーロンハイ1とビール1お願いしまーす」
2人でこの居酒屋に来すぎて店員さんの名前覚えちゃった
最初の方はカップルですか〜?なんて聞かれたりして、そんな風に見られてるんだって実は嬉しかったな
『いやいや、ただの友達ですよ〜』
樹『え〜?そうだっけ?』
『もうこいつ無視して大丈夫ですよ!違うんで!』
もちろん、いつも通りの可愛くない反応したけど
樹「A、トイレは?」
「うん、行こうと思ってたとこ」
樹「行ってらっしゃい」
「はーい」
私が樹の中で、他の女の子とは違う存在なのは確かで
それは、色々我慢することも多いから苦しい
樹との飲み会では絶対に飲みすぎないようにしている
………樹は我慢というか、お酒入ってても私に対して何にも思わないんだろうな
「はあ〜………………」
大きなため息を一つついてから、
ほんとは帰りたくない、離れたくない、けど、
パチン!
この関係を続けるためにも帰らなきゃ
そのために、頬に喝を入れて目を覚ます
これが樹と2人で飲む時のルーティン
「お待たせ」
戻ると真顔で高速でフリック打ちしている樹
女の子と連絡取ってたんだろうな
樹「よし帰るか〜」
「樹くん、ご馳走様でぇす!」
トイレ行ってる間に会計を終わらせていた樹
チャラいくせにやることは紳士でカッコいい
可愛くないだろうけど語尾にハートのつくような言い方で、お礼言ってみた
樹「小宮さんサービス今日もありがとうございました!!うまかったっす!」
「小宮さんご馳走様でした!」
小宮「あいよ〜!いつもありがとな!」
ここの店長に挨拶してから帰るのもここに来た時のルーティン
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作者名:uni | 作成日時:2021年4月13日 15時