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北「俺何回か4号館の大教室でAに会いに行ってんの見かけたことあるよ、不釣り合いすぎて目立ってたもんな!あれで初めてAのこと知ったよ」
「……………」
不釣り合いか
当然だな〜
北「え、あ、冗談だよ?A、ジョークジョーク、ごめんって」
「あ、ごめん考え事しちゃってた いや確かに不釣り合いだったな〜容姿真反対だしね(笑)」
北「う、うん?」
「てか講義被ってたことあるんだね!呼んでよ!」
北「知り合ってもないのに呼べるか〜!」
「そりゃそうか〜!アハハ」
楽しい、忘れられそうだよ
樹のこと
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北「おはよ〜さん」
「あ〜北斗、おはよ」
北「あ〜、って(笑)もっと可愛い返事はないのか(笑)」
「そういうのあいにく持ち合わせてないんです」
北「まあいいんじゃない?(笑)」
北斗ともすごく仲良くなった
ジ「ちょっと〜!2人で仲良くしないで〜俺もひっそり後つけてたんだから気付いてよ!AHA!」
「も〜気持ち悪いから普通に来てよジェシー」
ジ「ひでぇ!」
北「今日は良い席取れるかな」
「私端っこ〜」
北「いや端っこは俺〜」
ジ「じゃあ俺真ん中〜HA!!」
1番体大きいのに真ん中行きたがるのって珍しいよ
北「A 、、、田中樹こっち、見てるよ」
前の学食以来、何かあると察したのか、色々気にしてくれる北斗
「そっか、ありがと北斗」
北「………」
心配そうに見つめてくれる
気になると思うけど、何があったの?って聞いてきたことは一度もない
ジェシーも北斗もほんとに優しいんだ
友達に恵まれてるな、私
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学食で、長蛇のラーメン列に並ぶジェシーを待たずに北斗と先に食べてると
また北斗からの「田中樹こっち見てるよ」報告
最近増えてきたな
「もうあんまり関わりないから大丈夫だよ」
事実だし
北「いや、そうじゃなくてこっち来る」
「え?」
樹「久しぶり、A」
後ろを振り返ると、樹
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作者名:uni | 作成日時:2021年4月13日 15時