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ROOM 1 ページ23

SideJH

頭を冷やすと言って出て行ったのに、ドア前から一歩も動かず部屋に逆戻りだ。


Aもちょっとびっくりしてる。


『......お、かえりなさい??』

JH「...............ただいま?」


間の抜けた雰囲気。きっと馬鹿みたいな顔をしてる。

『はや、かった?ですね??』
JH「ああ、えっと、廊下が........涼しくて...........?」


どうにも、ナタデココにスプーンを入れたときみたいなぎこちなさ。

でも、ジミンにああ言われた手前、こんなことで足踏みしてはいられない。


ジミナは俺が迷ってたことに気付いてた。気付いてて、でもあの場で俺とジョングガを引き合わせることはしなかった。解決策は一つじゃないということ、わかってたつもりだけど、ジミンに気付かされるなんて思ってなかった。



JH「......A。さっきは、ちょっと言葉を間違えた。ごめん。もっと、自分の痛みに、感覚に、敏感に.......自分を大事にして欲しい、って、言いたかったんだ」

ベッドに投げ出されたAの足。ギプスに包まれた足は、きっとおんなじくらい白いんだろう。

『...........ヒョンはいつも正しいです。僕が間違えた時、正解をくれます。だから、さっきの言葉も、僕のことを考えてくれた言葉だって、わかってましたよ』

JH「でも、傷ついたろ」

『いや、そんなに。ヒョンの次の言葉待ってたら、ヒョン、出てっちゃうから。僕がなんかしちゃったのかな、と思ったんですけど』

JH「へ」

なんだ。


俺、ひとりで勝手に、今日のジョングクと重ねて。


やっぱり、俺、怒るの向いてないよなあ。

『ホソギヒョン?』


Aは小鹿みたいな瞳で俺の顔を覗き込む。

その小作りな輪郭を、両手で包み込んでみる。


JH「風呂、行こう。手伝うよ」

『え、一緒に?』

こちらを向いた瞳が見開かれる。ほんの少しだけ、焦点がずれた左右の瞳は、それだけで神秘的だ。大きく開くほど光を取り込み輝く瞳。月のようで、でもその中にたくさんの星があって。

JH「ガッタンガッタン、そこら中によろけてぶつけてるの、知ってるんだぞ。今日は一緒に入ろう」

にゅ、と頬を挟んでいうと、ちょっと恥ずかしそうに、じゃあ、と頷いた。

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飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時

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