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SideJM
JM「なんだよテヒョンア、ジョングガのこと、」
TH「.............ジョングガ、いまは1人になりたいと思う」
JM「なんでそんなことわかるんだよ」
TH「なんとなく。アレは、俺たちが言えるもんでもないっていうか........」
テヒョンも考えと言葉がうまくつながらないのか、言葉を探している。
「.....................チャンスだとおもうんだけどなあ」
通路の奥から聞こえる声。マネヒョンと、誰かが話しているらしい。
「チャンスって言ったって、いまこんな状態なのに........」
JM「!」
Aの声だ。
「だから車椅子に座った役なんだ。この話が進めば、次回の映画に主演起用もあるかもしれないって話で、PDとも、Aに話してみよう、ってなって.......」
『...............絶対やりたくない、ってわけじゃないんです。でも、単独ツアーもあるし、ただでさえ練習出れないこの状態で、ドラマに出るって.............ヒョン達にも申し訳ない、っていうか』
JM「...........」
TH「A、またドラマの話きたのか.........」
Aはマネヒョンに呼ばれてたのか。
なんだか盗み聞きしてる感じになってるけど、ここで聞くのをやめることはできない。
「俺も、お前がいまどうにか頑張ろうとしてることは知ってる。実はドラマの話は今までにいくつか断ってきたんだ」
TH「......A、ほんとに人気だよね」
テヒョンの表情は一瞬、見たことないような、知らない色を映して、ふっと消えた。
Aはいつも、僕らのほんの少し外にいるような気がする。
それは仲間外れじゃなくて、例えば僕らがお互いを向き合った、内側を向いた輪だとしたら、Aはその輪の一員なのに、足はほんのすこしだけ、外にはみ出てるんだ。
外気に触れてる。
Aといると、窓を開け放ったような、知らない匂いを感じる。
何故なのか、もしかしたらそれは時が経てばなくなるのか、わからないけど。
でも、Aってそういう子なんじゃないか、ってすこし思ってる。
「でも今回の話はチャンスだと思うんだ。お前は認めたくないかもしれないけど、A、お前演技の才能あるよ。俳優の道を目指せって言ってるわけじゃない。でも、その才能は大衆にもっと認められるべきだ」
『.................ヒョンの言葉はすごく嬉しいです.........................................でも、今は....』
「........そうか」
JM「................」
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飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時