あ、黄金じゃない方のマンネです ３

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SideRM

JH「そう、外。ジョングギが俺たち、防弾少年団の中で成長していく”内向き”の状態だとしたら、Aは”外向き”なんだ。俺たちとは別の才能で外に向かって育ってくんじゃないか、って」
RM「..........だから、すぐどっか飛んでいきそうに感じるのかな」

JH「................正直、悔しいけどね」
RM「悔しい............」

JH「だってそうだろ？Aは俺たちのマンネなのに、俺たちじゃないやつとの接触の中で学んでくなんてさ」
RM「.............はは、」

JH「なんだよ、笑うとこか？お前悔しくないの」
RM「..........いや、その通りだなって」




俺は、悔しかったのか。

ホバがいうことはすうっと心に落ちて、モヤモヤは晴れ渡るように解消されつつある。


Aの容姿のせいだけではないだろう。

この世のものじゃないくらい綺麗で、完璧な形をしてるのに、不器用なA。あんなに綺麗で可愛い顔をしてるのに、性格は想像以上にドライ。ジョングクやジミンなんかと比べるとAは冷静で、自分の立ち位置を理解してるし、客観的に状況を判断することができる。
その一方でうまくいかないことが多くて、でもひたむきに努力を続ける。

そんなAの性質全てがきっと、魅力的なんだ。

俺たちメンバーだけじゃない、たくさんの人間はAのそういう複雑なバランスが醸し出す雰囲気に魅力を感じて、自分の方に振り向かせたくなる。

こっちを向いてほしい。笑ってほしい。実はそんな魅力を持つ人間は稀なんだ。



JH「Aは、今度は何を持って帰ってくるかな」
RM「そういえば演技始めてからか、Aがちょっとずつ変わりだしたの」

JH「その分騒動もあったけどな」
RM「..........俺たち、これからどうなると思う」

JH「...................さあ。でもやるしかないだろ。もう始まっちゃってるんだから」
RM「何が？」



JH「...................人生」

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