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SideJK
正直、あの言葉には驚いた。
し、ムカついた。Aのこと何も知らないくせに、言葉一つで簡単に否定されること、それが起こってしまうこと。
それでスタンバイに向かう途中、Aの肩に触ろうとしたら、避けられた。
ちらっと顔を覗くと、まあ無表情なんだけど笑ってはいないわけで。
握りしめた拳がダンスのスタンバイのためか、悔しさなのか、判断する前にイヤモニにカウントが入る。
Aの動きからホソギヒョンがヒントを得て改良したフリ。言ってやりたい。これはAのおかげで良くなった踊りなんだぞ、って。Aが努力を怠った日なんて1日だってないのに、あんな後ろから、顔を隠して声を上げることしかできない奴なんかに_________
『グガっ！』
JK「あ、」
ちょっと惚けていたら移動でAの足の下に自分の足を差し込んでしまった。
『...........っ！』
よく、足を踏まれた方が怪我をすると思われがちだけど、実際、怪我が多いのは足を踏んだ側だ。地面以外の不安定なものに着地した足はバランスを失い、足首を捻ってしまう。
一瞬、Aはぐらついた、ように見えたが、一緒に踊ってても気づかないくらいすぐに持ち直し、そのまま自分のパートでセンターに出て行った。
どうしよう、A、何ともなかったかな。でも今歩けてるってことは、そこまで大きい怪我でもない、のか？
曲はまだ2回目のバースに差し掛かったところで、これからブリッヂ、コーラス、そして今回の曲のソロパートはAだ。
振り付けも、ソロの部分ではAはテヒョイヒョンとラプモニヒョンの背中に乗ったりする。
一瞬、ホソギヒョンと目があった。多分、Aが俺の足を踏んだところを見てたんだ。責めるようではなく、でも厳しい眼差しで双方の怪我の有無を確認しようとしてる。
俺は大丈夫、でもAが。
一瞬の目配せで察してくれたのか、ほんの少し顎を引くように頷いてAの方へそれとなく目を向けた。
だめだ、自分のパートに集中しなくちゃ。
表情を作って、Aと入れ替わるようにセンターへ。
また踊って、回って、歌って、走って。
後半からは振りが少し変わったから、どんどんAのことを考える余裕がなくなっていく。
最後、あとはAのソロ、となったタイミングで、ざわ、と観客席が反応した。
俺はちょうど背を向けていたタイミングで、曲の拍を待って振り向くと、
JK「っ」
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a - ストーリー、文章も含めて全て大好きです！！！！こんな素晴らしい文章どうやったら書けるのか、、、！羨ましいです！更新ありがとうございます！生きる糧！ (2021年5月11日 1時) (
レス) id: 1f701e5d62 (このIDを非表示/違反報告)
うんぴこ - 主人公がやたらとメンヘラっぽいな (2020年4月22日 10時) (レス) id: 4828d3fec9 (このIDを非表示/違反報告)
霞(プロフ) - この作品とっても好きです。軽くなくって、それぞれの葛藤とかが見えて本当に素敵です。更新ありがとうございます。 (2019年12月21日 21時) (レス) id: 1554483eb9 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ - 更新楽しみにしていました！本当に興味深く読ませて頂いております。類を見ない読み応えが有り…投げ銭でもできれば良いのにと思う程です！今後も応援しています。お身体に気をつけてください。 (2019年12月18日 2時) (レス) id: 7e8f44eb3a (このIDを非表示/違反報告)
s - 最近読み始めました！ すごく好きです！ 更新頑張ってください！楽しみにしています (2019年12月14日 23時) (レス) id: 319f919f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばる | 作成日時：2019年8月4日 23時
