DAY60 ページ13
Side JN
JN「何が」
『俺の気持ちはわからないんだ、ジン。どうあがいても。だって環境が違いすぎる。俺はもううんざりなんだ、綺麗事も、否定も、優しさも。どうしても譲れない。俺にとって大切なものはこの世に二つだ。それはどっちも、「家族」って言葉を持ってる。俺にとってそれは永遠の憧れで、そして永遠に手に入らないものでもある。それをお前に、』
JN「だから、理解できなくてもいいだろって言ってるんだ。バカだな、分かれよA。人間なんてな、家族だって理解できないところがあるんだよ。もしかしたらお前にはわからないかもしれないけど。....はは、ほら、一緒だろ。お前に家族ってものがなかったとしたら、お前にだって俺の気持ちは理解できない。俺は家族ってものを知ってるから。経験してるから。それでも、結局一緒にいるのが家族だ。どんな致命的なダメージを負ったって、なんだかんだ大方のことは再生できるのが家族なんだ。お前が「家族」の話を、家族である俺に話して理解されなくても、それは家族云々関係なく、ただ人間としてそういう部分があるっていう、ごく自然なことなんだ。わかった？」
『.............わかんねえよ』
JN「はあ！？」
『わかんねえ。なんでそんな、そんなことサラッというんだよ。こっちはずーと悩んでたのに。ほんと、お前そういうところが....』
JN「相談しないからだ。言えばよかったんだ、もっと早く。助けて、って、言えばよかったんだよ、ばか」
『....................今何時』
JN「みんな起きてる。っていうか部屋の外にいるよ」
『おい』
JN「結局こうなったんだからいいだろ。許せ。おーい！入っていいぞ！！」
俺の声でゾロゾロと部屋着姿のメンバーが部屋に入ってくる。
みんなでベットやラグに座って、Aを囲む。
JM「盗み聞きはしてないですよ。ただ、ジニヒョンがここで待っとけ、って。絶対呼ぶからって」
TH「夜更かし大歓迎ですよ、ヒョン！むしろ明日はみんなでお揃いのクマ作りましょ」
『準備万端かよ』
JN「バンタンだけn」
SG「言わせねーよ」
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星野あかり(プロフ) - このお話を書いて下さり本当にありがとうございます。このお話に出会えて､読むことができてよかったです。生きててよかった。 (9月3日 20時) (
レス) @page38 id: 743718b8cd (このIDを非表示/違反報告)
S - 更新ありがとうございました。とても素敵な作品で大好きです。この作品の登場人物は、私の心に実際に生きて、新しい話を読むごとに、その人生を歩んで行きました.最期まで幸せにしてくれてありがとうございます.私はこれからもこの物語の登場人物とすばる様のファンです (2020年3月22日 1時) (レス) id: 39cbc60f3e (このIDを非表示/違反報告)
青衣(プロフ) - 更新嬉しいです。戻ってきてくれてありがとうございます (2020年3月2日 20時) (レス) id: 13074a2c40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばる | 作成日時：2019年6月3日 0時
