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「疲れた」
お風呂から上がると私はベッドにダイブした。脚が棒のようだ。足裏は皮が剥け、ヒリヒリ痛い。
「デート…」
ふと諸伏くんの言っていたことを思い出す。
剣道を教えて上手になったあかつきに、降谷くんをデートに誘う。
脳内に降谷くんの隣を歩く姿が浮かんだが、ブンブンと頭を左右に振る。
「誘うだけよ！あっちがデートなんてしてくれる訳ないじゃない！」
一人、そう叫びながら保湿マスクを着ける。火照った体を冷たいマスクが冷やしてくれる。
「落ち着いてA。貴方は青春をするため警官になったんじゃないのよ」
パンパンと頬を叩いた。
ふーっと息を吐いて、ベッドから起き上がる。
ふとピカピカ点滅するスマホが目に入った。見れば母から、元気でしてる？とL/NEが入っている。
(元気。心配しないで)
すると母から電話がかかってくる。私は電話には出ず、そのまま電源を落とした。
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「疲れは取れたか？」
食堂で朝食を摂っていると諸伏くんに声をかけられた。今日は土曜日。珍しく他の三人の姿がない。
「まあ」
「今日予定は？」
「射撃の練習よ」
「土曜日だぞ」
「夜から諸伏くんには剣道の稽古つけてもらってるじゃない」
「否、てっきり予定があると思って」
その時、ガタンと大きな音がした。音の主は降谷くんで諸伏くんの隣に座りニコォ〜と何だか怖い笑みを浮かべている。
「何？二人は予定を合わせあう仲なのかな？」
「どんな仲だよ」
「一緒に朝食摂ってどういうつもりだ？」
「…ご馳走様」
バチバチ火花を散らしイライラする降谷くんを見たくなくて立ち上がる。
「笠崎、まだ残ってる」
諸伏くんがそう声をかけてくれたが、私は構わず返却口へと脚を向けた。
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世界の髪飾り(プロフ) - すっごく面白かったです…ありがとうございました！ (2019年5月21日 20時) (
レス) id: c72ec400e1 (このIDを非表示/違反報告)
四面楚歌(プロフ) - 完結、おめでとう御座います！楽しく読ませて頂きました！ (2019年5月19日 9時) (レス) id: 0dcecdf2b2 (このIDを非表示/違反報告)
堰白(プロフ) - 完結おめでとう御座います、とても面白かったです！ (2019年5月18日 22時) (レス) id: 232eaea278 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - とても面白く見させていただきました！！ありがとうございました！！！ (2019年5月18日 20時) (レス) id: 008e34b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐戦士(プロフ) - 美咲さん» とっても嬉しくて、何度も何度もこのコメント読んでました(笑)執筆頑張ります(^^)ありがとうございます(∩´∀`∩) (2019年5月9日 17時) (レス) id: 74fa4ef45e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐戦士
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年5月4日 20時
