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「会場が移れば自ずと警備は手薄になる。準備も不十分。だが向こうの準備は万端。形勢不利かな」
ホテルではすでに赤井さんが居た。
急遽借りたホテルの一室に向かうと、赤井さんはホテルの見取り図を広げる。
「犯人ならどうする？」
「大統領にはSPが着いてますから、まず近づけません。爆破か銃撃じゃないでしょうか？」
「なら笠崎、君ならどこから狙う？」
そう赤井さんに聞かれ、狙撃の可能性を打ち消した。狙われると知っていて窓際に立つだろうか。ならば考えられるのはやはり。
「ホテルに爆弾が仕掛けられている可能性がありますね。すぐ清掃員に変装した捜査員に調べさせます」
「大統領は地下から入るのか？」
赤井さんが指で地図をトントンと叩く。
「どの参加国も地下からでしょうね。ここで開かれるのは極秘扱いですし」
降谷くんが言う。
「だが大統領は時として民衆にアピールするだろう？私は怖くないと」
「アピールですか？」
「時々大統領パレードで大統領が車から降りて国民に手を振るだろ？あれはテロは怖くないと言う意味もあるんだ。SPは困るらしいけどね」
「今回、それを行うと？マスコミも来ていないのに？」
「来るさ。彼らが垂れ流すに決まってる」
「彼ら？」
「犯人グループさ」
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赤井さんの言うとおり、ホテルには報道陣が集まった。
スコープを覗き込む。
狙撃手の心理を読み取り、犯人の狙撃地点は予測していた。寸分狂わず犯人は居り、スコープを覗いている。
「犯人発見しました。空きビル、三階です」
「周辺に仲間は？」
無線越しに降谷くんが問いかける。
「こちらからは把握できません。どうしますか？」
「配置につく。指示があり次第狙撃しろ。殺すな」
「了解」
深く息を吐く。引き金に手をかけた。
「撃て」
引き金を引く。
犯人が驚いたように顔を上げる。スコープが割れたのだろう。そのすぐ後に警察が彼を確保した。
「降谷さん、大変です」
無線越しに風見さんの声がする。
「犯人はどうやら爆弾を仕込んだようです。爆弾のスイッチが発見されました」
「吐かせられるか？」
「やってみますが、彼の話では一時間もないと」
「笠崎」
呼ばれて振り返ると赤井さんが居た。
「爆弾を仕掛けられた可能性のある場所を特定した」
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世界の髪飾り(プロフ) - すっごく面白かったです…ありがとうございました！ (2019年5月21日 20時) (
レス) id: c72ec400e1 (このIDを非表示/違反報告)
四面楚歌(プロフ) - 完結、おめでとう御座います！楽しく読ませて頂きました！ (2019年5月19日 9時) (レス) id: 0dcecdf2b2 (このIDを非表示/違反報告)
堰白(プロフ) - 完結おめでとう御座います、とても面白かったです！ (2019年5月18日 22時) (レス) id: 232eaea278 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - とても面白く見させていただきました！！ありがとうございました！！！ (2019年5月18日 20時) (レス) id: 008e34b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐戦士(プロフ) - 美咲さん» とっても嬉しくて、何度も何度もこのコメント読んでました(笑)執筆頑張ります(^^)ありがとうございます(∩´∀`∩) (2019年5月9日 17時) (レス) id: 74fa4ef45e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐戦士
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年5月4日 20時
