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順番が近づいてくる、会える、会えてしまう。
フリーフォールで頂上まで上がった時の、楽しい気持ちと後悔の気持ち。それが恐怖になる一歩手前で、私はいつも身動きできないでいる。
自動的に進んでいく列。早く会いたい、でも終わりたくない。
テヒョンさんが最後の方にいるのが見えて、少し嬉しかった。私は好きなものは最後にとっておくタイプだから。
「こんにちは」
「こんにちは！」
最初はジンさん。切りそろえられた前髪から覗くエキゾチックな瞳が涼やかに微笑んだ。
「どこからきたの？」
「日本です」
「え！？日本人！？」
「そうですよー」
「韓国語上手だねえ.......勉強したの？」
「みなさんとお話ししたくて」
「えーありがとうー本当に上手だよ」
前と同じ会話だった。前のサイン会でもジンさんはそう言って褒めてくれた。
ジンさんの横は、RMさん。
今回のカムバ曲の好きな歌詞について話していたらあっという間に時間が過ぎて、その横はシュガさん。私の後ろの友達が早くも興奮している気配を感じながら。
「こんにちは」
「久_ぶり」
「覚えてたんですか？」
「うん。後ろ______友達だろ？」
「！？」
やっぱり口を読むのが難しいけど、うん。まだ予測して理解できてる。
でも、びっくりした。覚えてないけど久しぶりって言ったのかと思ったのに。でも、そっか。流石にデビューの時からファンやってるし推しがシュガさんなら、友達のことは覚えてるか。それでついでに、私の顔も。でもすごい記憶力。
「私の友達がシュガさんのこと、大好きなんです」
「知ってるよ______________」
あ、わかんない。なんて言ったんだろう。
「_______、はテヒョン____？」
「え」
テヒョン、って言った。その視線が私の胸元に注がれてることに気づいて、気づいた。
私の名札にはTATAがついてるから、推しのことを聞いたのかな。
「そう、です！推しはテヒョンさんです」
「お？」
あ、れ。なんか違ったっぽい。そこで時間になって会話は終わってしまったけど、シュガさんのあの顔は多分、違うこと聞いてた。
横に移動すると、すぐさまジョングクくんが手を握ってくれた。
「こんにちは」
「こんにちは！」
「もしかして、日本人？」
「そうです」
「名札のハングルが綺麗だから、日本の人かなって」
「ありがとう」
「日本語で話しましょう、僕、日本語できるんですよ」
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みうみう(プロフ) - 途中で何度か泣きそうになりました。ふたりの続きが読みたいです！公開される日を待っています (2022年12月18日 14時) (
レス) @page50 id: 1630532606 (このIDを非表示/違反報告)
さちか(プロフ) - 初めまして！すごく面白くて一気に読んでしまいました！パスワードはどうしたら教えていただけるのか知りたいです！お願いします！ (2022年1月4日 17時) (レス) id: 5256a55c8d (このIDを非表示/違反報告)
みらの(プロフ) - すみません！誤字りました！気になるのですが、パスワードってどうやったら教えていただからのでしょうか？ (2021年10月25日 22時) (レス) id: 5afcca0842 (このIDを非表示/違反報告)
みらの(プロフ) - こんにちは！凄く面白くてすぐ読んでしまいました！続きが鬼になるのですがパスワードを教えていただいてもいいですか？ (2021年10月25日 22時) (レス) @page50 id: 5afcca0842 (このIDを非表示/違反報告)
Dtpnjtwtvmt(プロフ) - 続編がパスワード……オーマイガーどうしよう (2021年10月12日 2時) (レス) @page50 id: e5b6025cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばる | 作成日時：2020年7月2日 18時
