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JK「Aは、いや、俺はAの人生を知ってるわけじゃないからわかんないけど、でもすっごく大変なこともあったと思うんです。きっと俺たちじゃ想像できないような。でも、Aは、その、」
TH「Aは確かに才能を持ってる。メンバーの誰にも引けを取らない、すごい力。でも、それはA自身も気づくのがむずかしくって、なんていうか……」
テヒョイヒョンの重ねた言葉。言いたいことがすごくよくわかる。きっとテヒョイヒョンもわかってるんだ。でも、それを上手く言葉にして伝えられない。
JM「確かにAは綺麗だ。この世のものじゃないって思っちゃうくらい。でも、僕たちは歌って踊って、ヒョン達は曲も作ってて、そういう、綺麗なだけじゃない、泥臭い美しさを伝えようとしてるんじゃないの?だったらAは綺麗だから、その役を免除されるわけ?綺麗だから努力はいらないの?」
TH「違うよジミナ、そうじゃなくて、」
JH「誰もAに努力するななんて言ってない」
ぎくり、と普段より数段低いホビヒョンの声に、全員の背が凍った。ずっと黙って聞いてたホビヒョンが、目線を下げたまま静かに熱を帯びた僕らを諌める。
JH「ジミン、Aは努力してるよ。歌も、ダンスも、毎日自主練してる」
JM「でも、僕より早く寝てるじゃないですか」
JH「時間が大切か?睡眠時間削って、次の日クマができて肌が荒れて、スケジュールに影響が出ても?」
その言葉にジミニヒョンが言葉を詰まらせる。ちょうどそのことで今日ジミニヒョンがメイクヌナから怒られたことを、ホビヒョンも知ってたみたいだ。
JH「Aは毎日自己管理して、肌も体調もよく整えてる。何度も録音聞いて歌って、硬くならない足に毎日マメつくって踊ってる」
『ホビヒョン、っ、違うんです、それでも僕が成長してないから、』
SG「才能がないんだよ、Aは」
RM「ちょ、ユンギヒョン、」
いきなり放たれた衝撃的すぎる一言に、またもや場が凍る。
RM「なんてこというんです、いまいい感じになってたのに、」
SG「聞け、ジミン」
RM「えっ」
SG「Aには才能に恵まれすぎてるとこと、恵まれなさすぎてるとこがある」
JM「は、はあ……?」
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watanuki - すばるさん» まだ始まったばかりだけど、採用していただきありがとうございます!もうワクワクが止まらない笑笑 (2019年7月23日 19時) (レス) id: 398ac4b0d3 (このIDを非表示/違反報告)
すばる(プロフ) - watanukiさん» リクエストありがとうございます!女体化楽しそう....! (2019年7月22日 13時) (レス) id: 7eb248740d (このIDを非表示/違反報告)
watanuki - リクエストいいですか?主人公が女体化する内容が見てみたいです(?)。あと、このお話ものすごく楽しませてもらってます!あ、その女体化した時の身長はジミンちゃんくらいがいいです。170近く?まあ超えるくらいがいいです。よろしくお願いします! (2019年7月22日 7時) (レス) id: 398ac4b0d3 (このIDを非表示/違反報告)
すばる(プロフ) - (名前)さん» 早速ありがとうございます!演技のお話考えてみますね!! (2019年7月15日 23時) (レス) id: 345011fa2c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - やっぱり演技の話見てみたいです! (2019年7月15日 23時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すばる | 作成日時:2019年5月21日 23時