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加衣「んぅ...ねっむ。」
馬車の心地よい揺れと度々吹く暖かい風に誘われて段々と眠気が襲ってくる。
ゾム「お前、さっきめっちゃ元気やったやんけ。」
加衣「馬車の中が快適過ぎるのが悪い。」
今は普通に喋っているがそのうち寝てしまいそうなくらいだ。
オス「まぁ、少しくらい寝てもええんやないの？
まだまだやし。」
マンちゃんが頭を撫でながら優しい声色で言う。
やめて...もっと眠たくなるやつやんか。
段々と強くなってくる眠気を我慢し目を開ける
加衣「でも仕事前に寝たら仕事の質が落ちる...。」
それはなんとしてでも避けたい。
俺にとって仕事は楽しく完璧がモットーなのだから。
ゾム「お前、ホンマに物好きやなぁ。」
ゾムは顎に手を当てこっちを見つめながら言う。
加衣「別にハニトラが好きなわけじゃないし。
なんなら嫌いだよ。でも、仕事してると...なんて言うんだろうね。
仕事するとお兄やお前らが褒めてくれるから
やらなくちゃってなるんだよ。」
俺は褒められるから生きていけてるからね。
オス「可愛ええなぁ〜。
それならいくらでも褒めてあげるめう！」
オスマンはよしよしと頭を撫でて褒めてくれた。
加衣「んふっ、ありがとっ。」
お礼を言うとゾムがこちらをじーっと見ていることに気づいた。
加衣「ん？どしたん？」
オス「どうした〜ん？羨ましいんか〜？」ニヤニヤ
とオスマンが言うとゾムは顔を逸らす。
ビンゴだな。
加衣「よいしょ。」
俺は立ち上がり窓を見て座っているゾムの膝に座る。
ゾム「ん？どした？」
膝に座ると驚くと思っていたのだが意外にも反応は薄く笑顔でこちらを見つめてくる。
加衣「いや？何でもない。」
ゾム「そか。そうや、加衣。」
加衣「何だ？」
ゾム「帰ったら遊ばへん？森で。」
森で、とは多分手合わせでもしたいのだろうか
最近誰ともしていなかったので俺の出す答えはもちろんYes。
ゾムと約束をしたらマンちゃんもずるいと言ってお茶会しようとお誘いを受けた。
甘いものはあまり好きではないが紅茶は好きなのでこちらももちろんYes。
マンちゃんは楽しみめう〜と言って笑顔を見せる。
そんな話をしているといつのまにか限界まで達していた睡魔に抗えず俺は寝てしまっていた。
ゾム「おやすみ、加衣。」
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湊(プロフ) - コメントありがとうございます。とても短くてすみません。気力があったら続き上げていきますのでよろしくお願いします。他の作品も良ければどうぞ！ (2021年2月12日 0時) (
レス) id: 2d63f52de4 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - え？ここで？(／ロ゜)／えーーーーーーーーー (2021年2月11日 21時) (レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2020年10月12日 21時
