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16．嫌な予感 ページ16
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渋「あっこの河川敷、めっちゃ綺麗に見えるんやで」
知ったかぶりしてるだけで、妙子さんに教えてもらったの知ってるんだよ？笑
河川敷に降りるときは、滑らないようにしっかり手を握ってくれていた。
「イケメンみたい」
渋「イケメンじゃあほ」
「ほらまたあほって！」
渋「あほやんけ」
「あほって言うたらあかん」
言い合いしていると、花火が上がった。
ちらっとすばるの顔を見ると、また辛そうな寂しそうな顔をしていた。
「…私なんかした？」
渋「……妙子が風邪ひいた」
「そ、そうなん？」
渋「せやから家くんなよ」
「うん」
また風邪治ったら教えてって言ったら、何も返事してくれなくて。
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凄く嫌な予感がした。
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作者名：すばばん | 作成日時：2018年8月16日 22時
