貴方の全てが好きなのです。(赤) (ページ10)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:8,458 hit

幸せページ10

・

目を覚ました。

「ん～……………ん…？」

ちょっと待ってここどこ。

え、自分の家じゃない。

見覚えのない布団と、見覚えのないシーツと枕に見覚えのない謎のぬいぐるみ。

しかもそのぬいぐるみを私が抱いてる。

昨日のこと……何も覚えてない。

とりあえずこの部屋から出ようと起き上がってみた。

するとドアが開いた。

渋「起きたか」

渋谷さんだった。

「？？………あー！昨日渋谷さんと飲んだんだ」

「も、もしかしてですけど、私、」

渋「気づいたら寝とった」

昨日のことを思い出してるのか、口を押さえてくくっと笑っている。

「私なにかしました…？」

渋「いや、っ笑知らん方がっええと思う、笑」

笑いこらえ切れてないし。

「ちょっと！何笑ってるんですか！」

渋「よし、飯食うか」

「無視しないでー笑」

こうやって2人だけで笑い合っている時間がたまらなく幸せだった。

・