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鼓動 ページ16
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目を覚まし、自分が抱いているぬいぐるみを見てここは誰の家なのか思いだした。
ため息が出た。
渋「おはよ」
相変わらずそのぬいぐるみ好きやなって笑った。
「可愛いもん笑」
渋「ごめんな。昨日」
「いえ、」
ぼふっとベットの端に座った。
渋「昨日の電話紗希からやってん」
紗希って彼女さんのことだよね。
渋「でもかけてきてたのは紗希の浮気相手」
「え、…」
渋「なぁ、」
渋谷さんが近づいてくる。
私の鼓動も速くなる。
渋「…Aちゃんのこと好きかも、」
お互いの距離がどんどん近くなっていく。
私も言わないと。
「ちょっと、まっ」
『誰…？』
寝室のドアの方を見ると髪の長い女の人が立っていた。
そう。紗希さんだ。
さらに鼓動が速くなった。
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作者名：すばばん | 作成日時：2018年11月11日 10時
