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このモテ男がまさか私なんて、、
と思う気持ちもあったが
望くんの優しさに触れて癒された心
寂しさをきっと埋めたくて、欲に負けて
私は付き合うことにした
望「ほんまに?!やったぁ!
めっちゃくちゃ嬉しい、幸せにさせてや」
・
・
・
暇さえあれば時間を作り
目一杯の愛情をくれる望くんに
神ちゃんの事を少しずつ忘れかけていた
授業が早く終わったある日
彼の好きそうなカフェでも探そうかと
いつもとは違う道へ進んだ
「この辺だったかな...?」
前に一度、通った抜け道に
気になるカフェがあったのを思い出し
記憶を頼りに向かう
「、、、ぇっ」
そこには知らない女子と楽しげに話す
望くんがいた
女子と目が合い、急いでその場を立ち去る
「だっさ...」
やっぱり遊ばれてただけだった
何も考えずに歩き着いた先は
彼に初めて連れてきてもらったカフェ
重い足取りでドアを開き
戒めのつもりで彼が初めてご馳走してくれた
あのラテアートを頼んだ
「はぁ、まじ馬鹿すぎ…」
完全に自己嫌悪に陥って
ラテアートを眺めながらぼーっとしてると
「あれ?!Aやん!!」
そこに現れたのは大学の先輩で
かなりお世話になった、淳太くんだった
淳太「久しぶりやな!元気してたか?」
「淳太くん...元気ですよ〜!
ほんと久しぶりですね♪」
笑えない気分だけど笑顔で挨拶する
悪いのは淳太くんじゃなくてタイミングだ
淳太「…」
一瞬の沈黙のあと、私の前に座り
連れの人に話しかけた
淳太「すまん照史、今日やっぱ遠慮しとくわ」
照史「えーなんでー!?
ハマちゃんも来るねんで?行こうやぁ〜!」
淳太「いつでも行けるやん(笑)
大事な後輩やねん、ごめんな?」
照史「困ったな〜...
わざわざ財布置いてきたのにな〜」
淳太「おい誰が財布や!
ええ加減にせえよほんま(笑)」
照史と呼ばれていたお友達は
おかしな顔をしてケラケラと笑った
照史「ほなまたな!笑
邪魔したな後輩ちゃん♪」
そう言って素敵な笑顔を向ける
不意な笑顔にドキッとした
淳太「うるさいやつやろ、同僚(笑)
...で、どないしたん?何かあったやろ」
「!?」
淳太「なんやそのアホ面(笑)
一丁前に作り笑顔なんてしよって〜
...神ちゃんと何かあったん?」
「淳太くんに隠し事はできないね...(笑)」
私は淳太くんに全てを話した
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作者名:gogogo | 作成日時:2017年1月28日 16時