現実で恋愛しないバレー大好き系女子、助けた子に裏切られました。【ハイキュー!!】

お前マジでやったのか ページ8

「おーいAーっ!!」



大声で私の名前を呼ばれた。

……あれ、もしかして。



「Aおせーぞー!!」


「A、!!……何でこなかった!!?」


「忘れてましたスンマセン」


「全く感情がこもってないね!!?主に顔が!!」


「「コイツに顔のこと言うのは無駄ですよ」」


「うぉおい地味に失礼!!」



第三体育館組集合。

勝手にこう呼んでる。だって毎回第三体育館に集まってるんだもの。



「今日はもう寝るらしいから明日やろうな!!」


「お、おう、そうしようか翔陽……」


「俺のことも名前呼びにしてくれ!!」


「いやあの、先輩はダメじゃないっすか…？」


「何言ってやがる、研磨名前呼びしてんだろ」



先輩名前呼びは色々ダメじゃないか…？

研磨はなんか親近感あるからいいんだけど…。



「って、なんか落ち込んでる…??大丈夫??」


「あー……あー…??うーん…大丈夫…??」


「どっちだよww」


「まあ……うん、多分大丈夫。

心配してくれてありがと」


「本当に大丈夫か...？」



鈍そうな翔陽が気付くっつーことはだいぶだな…。



「あ、ところでかおるん先輩」


「「ぶっふぁwwwwwww」」


「……大沼、次それやったら捻り潰す」


「すみません、仕返しです」



天童先輩が言っていたのをふと思い出した。

やっばい、先輩キレかけだ。



「先輩、バレーもうやってないんですか？」


「ああ、そのことか。

なんとなくバレーはもういいかな、なんて思ってしまってな。

ただ、バレーは好きだからマネージャーとして入部したわけだ」


「それって、先輩が嫌がらせ受けてたからってのもありますか」


「ルイいい質問したな。私も聞きたかった」


「それはない。

ただ、お前達とやるバレーが楽しくて、ここでのバレーが物足りなくなってしまったからだ」



まあ、先輩はそんなことで凹むような人じゃないもんな。

にしても、私達とやるバレーが楽しかったってのは……嬉しい。



「……あ、先輩知ってますか!!?

コイツにトス上げなかったセッターに思いっきりスパイク打って強制退部になったの!!」


「おい!!?」


「ああ、知ってる。

体育館中がシーンとなった中私だけ吹き出しそうなの必死に堪えたんだからな」


「いや、そうなんですか!!?」


「お前マジでやったのかって思った」


「やりましたよ!!?だってムカつきましたもん!!」



あははは……

精 神 え ぐ ら れ る 。助けて。

お前にも、負けねえ→←悲劇のヒロイン

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