どシャット決めてやるよ!! ページ4
自己紹介も終わったので、各々の仕事へ。
前回と同じく、ひたすらぐるぐると試合をするらしい。
やったね、ボール拾いがない。
あれ地味に大変なんだよなー。
まあ、ビプスとかタオルとかは用意しなくちゃいけないんだけどね。
あとドリンク。昼の時ぐらいかな、これは。
まあ、ほどほどに頑張るべ。
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試合が終わったのでタオルを渡していくと、黒尾さんに声をかけられた。
「どうする?自主練」
「はあ……いや、私それ関係あります?」
「やりたいかっつー話」
「……まあ、はい…いや、どっちでも…。
私がいてもいなくても変わんないですし…」
「んー…まあ、木兎とかにも聞いてみるか…」
「お願いします。
…つっても点数やるぐらいしかしませんよ」
「何言ってやがる!!どシャット決めてやるよ!!」
……ああ、前回の合宿中にどシャット決めらんなかったの根に持ってんな。
「いや、私よりも上手いスパイカーいますよ。
龍宮寺先輩とか。単純に力でやってきます」
「お前以上にやりにくい奴はいない!!」
「…まあ、それは否定しませんけど」
「否定しないのかよ!!!」
「私は大体運任せですからね。まあ、その場の気分というか。
さっきまでフェイントやろうかなーって思ってても急にブロック吹っ飛ばしてやろうとか思って変えますし。
……でも、龍宮寺先輩は大体力でブロックアウトにしてこようとしてくるんで。
どシャット決めようと思っても決めらんないですよ」
「へえ……そんなに?」
「はい」
……目が、やってやるって感じの目だ。
「…やってやるよ。どシャット決めてやる。
龍宮寺ってのはどこだ!!?」
「あの中です」
「……白鳥沢かよ!!」
「クロうるさい」
「黒尾うるせーぞー」
…あーあ、台無し感半端ない。
「……ま、後で聞いてきますね。
日中の試合終わった後、時間あるかって」
「あ、そうだ、聞きたかったんだけどさ。
Aと龍宮寺って知り合いなのか?」
「ああ、中学での先輩です。
バレーの楽しさをもっと深くまで教えてくれた先輩ですよ。
……本当、先輩には感謝してもしきれません」
部活って上下関係めんどそう、とかバレーは好きだけど体動かすのはなーとか思ってたけど。
先輩がバレーは常に上を向く競技だ。
サッカーみたいに下を見ないで、常に上を見て希望を見出すスポーツなんだぞ!!って、言っていた。
それに心を揺さぶられて、入部を決意したんだ。
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スアール - 麗夜さん» 面白い…ですと……!!?ありがとうございます!!オチは黒尾さんですね…わかりました!!考えてみます!!コメントありがとうございます!! (2018年12月22日 17時) (レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - むっちゃ面白いです。。。ここまで読むの気持ち的には一瞬でした笑(実際結構かかったけどw)…オチ、黒尾先輩がいいなぁ[壁|_-)チラッ (2018年12月22日 12時) (レス) id: f03c7f545c (このIDを非表示/違反報告)
スアール - エレナルさん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります!!ありがとうございます!!オチは研磨ですね!!わかりました!! (2018年12月10日 20時) (レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
エレナル - いつも見てます!!更新頑張ってください!応援してます!自分もオチは研磨がいいかなと思います!! (2018年12月10日 20時) (レス) id: 3b8864b206 (このIDを非表示/違反報告)
スアール - 一香さん» ありがとうございます!!オチは研磨ですね、わかりました!!目標早速達成できなくてすみません...!! (2018年12月10日 19時) (レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スアール | 作成日時:2018年12月1日 19時