頼むからこれ以上、 ページ29
No side
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「…Aも、多分、そう思ったんだ」
「へっ??」
「Aも、自分は人でなしだとか外道だとか言って自称優しくない悪い人だけどさ、実際結構優しくて不器用なだけなんだよな…。
いじめられてたり嫌がらせされてる人を見たら『自分だけは』って思って勝手に信用して本当に悪い奴でも『本当はいい奴だ』って思い込む。
それで自分をどんだけ縛って苦しめてんのかわかってねえんだよ……。
頼むからこれ以上、」
_________.....自分を苦しめないでくれよ。
ハッとしたルイが慌てて謝った。
「すっ、すみません!!
えっと、あとは……あ、そうだ!!
神崎がAを陥れようとしたことを認めた…のは多分知ってますよね。
それで、Aは神崎に合宿中はマネージャーとして真剣に仕事に努めろ。あとは部内で決めろ。と言いました。
Aは特に復讐しようとかは言いませんでした。
本心から信じていたから、まだ大丈夫、と思ったんだと思います。
そんで……神崎とAは小学生の頃の友達で、昔も神崎はAを裏切りました。
…いじめられていた所を助けたのに、その恩を仇で返したんです」
心底怒っているような声の震えだった。
「クラスの裏ボスみたいな女子に唆されたんです。
だからといって、裏切っていいわけじゃない。
Aなら…っつっても仕方ないですけど、私は神崎が許せない。
……まあ、それは置いておきまして。
Aは神崎に昔、『殺してくれ』と言いました。神崎に裏切られた頃です。
神崎は私が嫌いだから、そうした。ならば、私を殺してもいいはずだ。
ずっと死にたかったし、楽しかったものでさえ楽しむことができなくなった。
未来が見えていない私よりも神崎が生きる方がいいだろう、と。
そして、神崎に見送るように言いました。
一人で死ぬのは心細いから、自分が死ぬのを見送って欲しい。
神崎が自分を恨んでないのか、と言うと、Aは一瞬キョトンとしてから笑った。
何故恨む必要がある？私は君といてとても楽しかった。
おかしいと神崎に言われると、更に笑って、今更気付いたのか、と言いました。
あの時のAは多分…深夜ハイですね。
テンションおかしくなってんので笑ってるんでしょう」
「「深夜ハイなのかよ!!!」」
何か重大な秘密があるのでは、と構えていた木兎と黒尾は大きい声で突っ込んだ。
「いやいや、んなわけねーべ」
ははっ、と小さく笑いながら入ってきた××。
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スアール - 麗夜さん» 面白い…ですと……!!?ありがとうございます!!オチは黒尾さんですね…わかりました!!考えてみます!!コメントありがとうございます!! (2018年12月22日 17時) (
レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - むっちゃ面白いです。。。ここまで読むの気持ち的には一瞬でした笑(実際結構かかったけどw)…オチ、黒尾先輩がいいなぁ[壁|_-)ﾁﾗｯ (2018年12月22日 12時) (レス) id: f03c7f545c (このIDを非表示/違反報告)
スアール - エレナルさん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります!!ありがとうございます!!オチは研磨ですね!!わかりました!! (2018年12月10日 20時) (レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
エレナル - いつも見てます！！更新頑張ってください！応援してます！自分もオチは研磨がいいかなと思います!! (2018年12月10日 20時) (レス) id: 3b8864b206 (このIDを非表示/違反報告)
スアール - 一香さん» ありがとうございます!!オチは研磨ですね、わかりました!!目標早速達成できなくてすみません...!! (2018年12月10日 19時) (レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スアール | 作成日時：2018年12月1日 19時
