え、幻覚ですか ページ2
A side
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…私は、今東京へ向かうバスの中にいる。
…いや、私達…か。
「すぅ、すぅ……」
「んん”〜…」
この静かに寝ている私の友達。
羽生恋李と深海ルイ。
烏野高校の東京合宿での臨時マネで行くことになった私達。
参加校は…たしか、結構多かったはず。
烏野、白鳥沢、青葉城西、音駒、梟谷、森然、生川…と多い。
神崎ちゃんとまた話そーっと。
…いや待て、振り返ってる場合じゃないな。
普通にもう寝なきゃ明日やってけねえわ。
今何時だ?五時かよ。えっ、五時!!?
待て待て待てマジでもう寝なきゃ、
『ご乗車の皆様。もうじき東京駅に着きます』
…ジーザスッ!!!はあ、死んだわ。
...いや待て、睡眠時間ゼロでもいけるか!!?いけねえよ!!!
それどころかテンションハイになるわボゲェ!!!
いやもうテンションハイだよ!!!
「んん〜…あ、もうつくぅ?」
「ああハイ…着きますよ、うん」
「もしかして寝れなかったのかお前…」
「テンションハイなのでよろしくお前ら…」
了解、と敬礼をした二人を横目にため息をついた。
今回は…森然だったな…。
.
.
「お、やっと来た」
「…久しぶりっすね、黒尾さん」
「おー久しぶり。寝れなかったのか?」
「まあ、はい……あ、研磨。久しぶり」
「久しぶり…」
まあ、数日しか経ってないけれど。
「先に着いてた白鳥沢のマネージャーが案内してくれるそうだから案内してもらえ。
…まあ、俺らも荷物置きに行くから一緒に行くけどな」
「そっすか。あ、今回も私は音駒っすか?」
「んっと…そうだな。よろしくな、A」
「っす、よろしくお願いします」
「えと……そこの赤ジャージ、音駒っすよね。
案内すんので着いてきてくださ……ぁ??」
声のした方向を見ると、白鳥沢のマネージャーがいた。
鎖骨につくかつかないかの長さの黒い髪。
少し低めの安心する声。
よく知っている声。
「……え、龍宮寺先輩…??…です、よね…??」
「…うお、マジか…大沼か?変わんねーな」
「余計なお世話です……え、幻覚ですか」
「いや、ちげえよ!!?」
…龍宮寺先輩、白鳥沢だったんだ。
あー…頭良かったもんな、先輩。
「…ま、案内しながら世間話するべ」
.
「……んで、ここが音駒の部屋っすね。
大沼。マネ達で軽く自己紹介すっからついてこい」
「あ、はい」
…現実感がなさすぎてよくわかんない。
…龍宮寺先輩に会えた…??
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スアール - 麗夜さん» 面白い…ですと……!!?ありがとうございます!!オチは黒尾さんですね…わかりました!!考えてみます!!コメントありがとうございます!! (2018年12月22日 17時) (レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - むっちゃ面白いです。。。ここまで読むの気持ち的には一瞬でした笑(実際結構かかったけどw)…オチ、黒尾先輩がいいなぁ[壁|_-)チラッ (2018年12月22日 12時) (レス) id: f03c7f545c (このIDを非表示/違反報告)
スアール - エレナルさん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります!!ありがとうございます!!オチは研磨ですね!!わかりました!! (2018年12月10日 20時) (レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
エレナル - いつも見てます!!更新頑張ってください!応援してます!自分もオチは研磨がいいかなと思います!! (2018年12月10日 20時) (レス) id: 3b8864b206 (このIDを非表示/違反報告)
スアール - 一香さん» ありがとうございます!!オチは研磨ですね、わかりました!!目標早速達成できなくてすみません...!! (2018年12月10日 19時) (レス) id: c6bafc7d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スアール | 作成日時:2018年12月1日 19時