Colourful Days 【INHPB】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:98,482 hit

アイ・アディクション (ybhk*in) ページ3

side:K.I

薮と光は、大切な人。
その染み付いた感覚に間違いはなくて、でも、どうやら弊害はあったようで。

薮と光、2人ともと付き合うようになってから、3年くらいが経った。

「誕生日なんだから、じっとしててね。」

そう言われて、光に運ばれた先は、薮の膝の上。
後ろから抱きしめられて、ふわりと安心する匂いした。

「なんでやぶの膝の上なの？」

「今日は俺がいのちゃんの好物たくさん作るから。
薮は不器用すぎて使い物にならないし、いのちゃんにはじっとしててほしいから、薮はいのちゃんを止めるためなの。」

「伊野尾、俺の膝から動いちゃだめだから。光に殺される。」

「その代わり、夜の時間は俺がもらうから。そーゆー約束だよね？薮。」

「おう。」

「ちょ、ちょっとまって……なんで2人で話が完結してんの？
俺、夜はたかきとご飯行くんだけど……」

あわてて2人のなかに入ると、ぽかん、とする。
その後すぐに俺の体中をぺたぺた触って、

「……変なことされてくんなよ。」

と言った。

「たかきはメンバーだからだいじょうぶだよ？」

「俺らだってメンバーだよ。」

「そっかぁ……
まあでもね、だいじょーぶだよ。」

光と薮の顔を見て微笑みを浮かべれば、2人は本当に？って心の底から心配している顔をする。

うん、だいじょうぶだよ。

だって、俺は、2人のことが大好きだから、絶対にここに帰ってくるもの。

2人が、いるから。
だからね、俺は、2人に優しくただいまって言ってもらうために、優しくキスをしてもらうために、優しく抱きしめてもらうために、この場所に、2人がいるところに、帰っていくんだ。

＊＊＊
やぶさんとひかさんばっかり好きなのかと思いきや2人が大好きで依存しまくってるいのさん。