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* ページ19
side:R.Y
付き合ってわかったこと。
伊野尾ちゃんは、自尊心が限りなく低い。
よく言えば、他人を引き立てることができる。
悪く言えば、自分を蔑ろにする。
今日は、そんな伊野尾ちゃんの誕生日。
形あるものをあげたくて、重いかなとは思ったけど、ペアリングを買った。
ソファでくつろいでいて、隣に座っている伊野尾ちゃんの手を握って、見つめた。
「伊野尾ちゃん。」
「なぁに、やまだ」
仕事終わりだから、もう遅い時間。
日付も変わってしまうくらいの時間に、今日は早起きして大変だっただろうに伊野尾ちゃんは起きてくれていた。
「あのね、」
「うん。」
「誕生日、おめでとう。
……プレゼントなんだけどね、」
すっと目の前に片方のリングが入った箱を差し出す。
「ペアリングなんだ。重い、かもしれないけど。
受け取ってほしい。」
「……うけとらないわけ、ない……」
ありがと、って伊野尾ちゃんの声が震える。
あらかじめチェーンに通しておいたから、箱から出して、伊野尾ちゃんの首にかけた。
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作者名:酢雨 | 作成日時:2017年6月27日 20時