大好きな君に告ぐ (ytkt*in) ページ2
side:K.O
「俺たち付き合うことになった!」
笑顔でメンバーみんなにそう告げた君と、
「やめてよもう、恥ずかしいよ……」
言葉ではそう言いながらも、頬を染めて嬉しそうな君。
どっちも俺にとってはかけがえのないくらい大切で、なくてはならない存在で。
そして、いのちゃんは、俺が初めて手に入れたいと思った存在だった。
「どれもこれも圭人のおかげ!
本当にありがとう!」
「うん。2人がくっついてくれて、本当によかったよ。」
にこにこ顔の裕翔に、俺もにこにこを返せば、みんながにこにこになる。
ここの誰も、いのちゃんも、裕翔も、俺がいのちゃんのことが好きだなんて知らない。
そしてこれからも伝える気は無いし、むしろ裕翔とくっついてもらってよかったと思ってる。
明らかに、いのちゃんは裕翔のことが好きだったし、2人は相思相愛だった。
だけど、1歩、もう1歩が踏み出せなくて。
『好きって言わなきゃ後悔するよ。』
そう背中を押せば、2人とも思った通りくっついてくれた。
他の男や女に貰われるくらいなら、信頼できるライバルに押し付けてしまった方が安心だったんだ。
だからね、俺は。
いつまでも、この2人の幸せを願っていようと思う。
***
自分のためだと自分は思い込んでるけど、実は自分の優先順位が最下位なけとさん。
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作者名:酢雨 | 作成日時:2017年6月27日 20時