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それからすぐにインターホンが鳴った。
玄関を開けると息を切らせたテヒョンが立っていた。
「走ってきたの？」
TH「ん…、上がっていい？」
「どうぞ」
TH「お邪魔します」
テヒョンはリビングを覗いてママに挨拶してから部屋に上がっていった。
お茶を持って部屋の前で一度深呼吸してドアを開けると、強張ったような真剣な顔のテヒョンが座っていた。
TH「お茶ありがとう。突然来てごめんね」
「ううん。会って話したかったから」
TH「体調は？」
「大丈夫だよ」
TH「…A、」
テヒョンはのそのそとこちらへ近づいてくると、優しく腕を回し強く抱き締めた。
突然のことでビクッと体が跳ねてしまったけど、テヒョンのあったかい体温と力強い腕からテヒョンの愛情が伝わってきて涙が出そうになる。
TH「赤ちゃんいるの？」
「…ん、まだ病院行ってないからわかんないけど。風邪じゃないっぽいし、微熱とか倦怠感とか初期症状じゃないかって」
TH「そっか」
テヒョンはそう言ったきり黙り込んでまた抱き締める腕に力を込める。
ちょっと苦しくて回した背中をポンポンと控えめに叩く。
「…テヒョン？」
TH「A、結婚しよ？」
今度は私が黙り込む番だった。
テヒョンは私から腕を離すと肩に両手を置いて、少し潤んだ目でじっと私を見つめる。
TH「気付かなくてごめんね」
「…、」
TH「嬉しい。俺たちの赤ちゃん」
「…っ」
TH「きっと大変だと思うけど、俺もがんばるから…産んでくれる？」
「っ、…、」
TH「ありがとうA。大好きだよ」
テヒョンの言葉に、優しい笑顔に、信じられないくらい涙が出てくる。
嬉しさと、安心と。
あぁ、私自分が思ってるよりも不安だったんだな、赤ちゃん産みたかったんだなってこの時気付いた。
「ふっ、…うん、わたしもすき…っ」
TH「A、俺の奥さんになってくれる？」
「っ、うん！テヒョンの奥さんになりたい、」
TH「ん、今日からAは俺の奥さんね」
「テヒョンっ、」
好きで幸せで堪らなくなって。
テヒョンの首に腕を回してしがみついた。
「テヒョン、好き。大好き」
TH「んふふふ。かわい…」
「大好きなの。テヒョンじゃなきゃダメなの」
TH「嬉しい。俺もだよ。ずっと一緒にいようね」
「っ、ぅ…うん、いる。テヒョン…」
TH「ひひ、俺も泣けてきちゃった」
2人で泣きながら笑って、今までで一番優しくて甘いキスをした。
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mzrs(プロフ) - 久々に最初から読みました☺️何回読んでも最高です♡更新楽しみにしてます🥰 (5月30日 16時) (
レス) @page42 id: b2dbb66729 (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - さくらさん» さくらさん💓ジミンちゃんとの親愛関係とかわいいテテを書きたいと思っているので、そう言っていただけてとても嬉しいです🥹いつもありがとうございます😭💕 (2022年10月18日 12時) (レス) id: f44a1b2b5a (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すゆさん、更新嬉しいですー💗ジミンちゃんの優しさに感動☺️そんな中で今回も最終的には結局妬いちゃうテテも可愛いくて😂💗次回も楽しみにしてます😍 (2022年10月17日 0時) (レス) id: c5033400f5 (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - さくらさん» さくらさーん！キュンキュンしていただけて嬉しいです💗癒しだなんて…！こちらこそコメントに元気をいただいています😭💕いつもありがとうございます☺️💕 (2022年6月19日 0時) (レス) id: 8318b37a6d (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - MARIさん» MARIさんありがとうございます☺️💕仲直りしてテヒョン暴走です笑ジミンちゃんにまできゅんきゅんしていただいて！嬉しいです💕応援ありがとうございます💗 (2022年6月18日 23時) (レス) id: 8318b37a6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年12月24日 20時
