186 ページ36
．
それからあっという間に卒業式を迎えた。
当日家まで迎えに来てくれたジョングクが甘い笑顔で「ヌナかわいい大好き」なんて言うから照れてしまった。
式が終わって待ってくれていたジョングクのところへ行くと友達と一緒にいたみたいで、こちらに気付くと目をうるうるさせて走ってきた。
JK「ヌナ、卒業おめでとう…」
「ありがとう」
JK「寂しい…ヌナぁ」
「私も寂しいよ」
JK「俺これから誰といればいいの」
「さっき一緒にいた子いるじゃん。ミンギュくんだっけ？」
JK「ヌナがいい」
「んふふ、もう。かわいいなぁ」
MY「清々しいくらい私を見てないな」
そうツッコむミヤと、そんなことはお構いなしのジョングクと話していると、ミンギュくんがこっちにきて私達を見て人懐っこい笑顔を浮かべた。
MG「Aヌナ、ミヤヌナ、ご卒業おめでとうございます！」
「ありがとう」
MY「ありがとう！」
JK「ねぇAヌナのことヌナって言わないで」
MY「おいわざわざ私をはぶくな」
JK「ミヤヌナはいいんです。Aヌナは俺のヌナだからダメ」
MY「いいけどさ！なんか腹立つわ」
MG「ヌナ達、ジョングクのことは任せてくださいね！」
MY「ミンギュめっちゃいい子！」
「うん。よろしくミンギュくん」
JK「ヌナ！」
MY「いやぁジョングクに友達ができたから安心して卒業できるわ〜」
ジョングクは今もなお潤んだままの目で私に後ろから覆いかぶさり、ミヤとミンギュくんを威嚇してる。
私をぎゅうっと抱き締めているかわいい顔とは裏腹の太い腕をぽんぽんと叩くと、ふわっと力が緩んだから向かい合うように振り返った。
「ヌナはこれからもずっとジョングクのヌナだからね？」
JK「…うん。ずっとね」
「職場も実家から通うし会おうね」
JK「うん。絶対だよ？テヒョンばっかり会ってたら泣いて乗り込むから」
MG「こわ！」
MY「メンヘラ！」
JK「ちょっと外野黙ってて」
「ふふ、わかってるよ。ジョングクの日ちゃんと作るから」
JK「ヌナ好き。これからもずっと一緒にいてね」
MY「プロポーズか！」
MG「え、付き合ってないですよね？」
MY「ないない！AにはこれよりAに夢中な彼氏いるから！」
私を真っ直ぐ見つめて、とうとう大きな目からポロポロと涙を流してぎゅうぎゅう抱きついてくる。
そんなジョングクがかわいくて堪らなくて、大きな背中に腕を回した。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1603人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mzrs(プロフ) - 久々に最初から読みました☺️何回読んでも最高です♡更新楽しみにしてます🥰 (5月30日 16時) (
レス) @page42 id: b2dbb66729 (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - さくらさん» さくらさん💓ジミンちゃんとの親愛関係とかわいいテテを書きたいと思っているので、そう言っていただけてとても嬉しいです🥹いつもありがとうございます😭💕 (2022年10月18日 12時) (レス) id: f44a1b2b5a (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すゆさん、更新嬉しいですー💗ジミンちゃんの優しさに感動☺️そんな中で今回も最終的には結局妬いちゃうテテも可愛いくて😂💗次回も楽しみにしてます😍 (2022年10月17日 0時) (レス) id: c5033400f5 (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - さくらさん» さくらさーん！キュンキュンしていただけて嬉しいです💗癒しだなんて…！こちらこそコメントに元気をいただいています😭💕いつもありがとうございます☺️💕 (2022年6月19日 0時) (レス) id: 8318b37a6d (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - MARIさん» MARIさんありがとうございます☺️💕仲直りしてテヒョン暴走です笑ジミンちゃんにまできゅんきゅんしていただいて！嬉しいです💕応援ありがとうございます💗 (2022年6月18日 23時) (レス) id: 8318b37a6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すゆ
| 作成日時：2021年12月24日 20時
