166 ページ16
．
結局よく寝れずに外が明るくなってしまって、リビングに降りるとジミンが来ていた。
私が帰った後の様子を聞いて、深く長いため息が漏れる。
容赦ないジミンは、わざわざ2人が互いの口付けていた理由まで教えてくれて、気分はどん底。
話の途中で帰宅したユンギオッパの胸に飛び込んで号泣した。
JM「まぁ…とにかく会って話したら？」
「やだ」
JM「…どうすんの？」
「……、とにかく今は話したくないの」
JM「…さっきも言ったけど、テヒョンはAと勘違いしてたんだからね？やったことは最低だしテヒョンが悪いけどさ…でもソユンへの気持ちが1ミクロンもないことはわかってあげて？」
「…」
YG「テヒョンあいつ一回殴る」
JM「まぁまぁ、」
ジミンが言うこと頭では理解できるんだけど…
実際この目で2人状況を見てしまったから、ジミンから聞く話がすごく生々しくて余計に泣けてくる。
そんな私を優しく抱きしめながら低い声で恐ろしいことを口走るオッパに力一杯抱きつく。
JM「…とにかくテヒョンはAしか好きじゃないし、今頃起きてAがいなくて焦ってると思うから、」
「…あ、」
私のスマホが鳴り出して確認すると、案の定テヒョンからだった。
でも私自身何度鳴っても出る気になれず放置していると、メッセージが連続できた。
それも見たくなくて、スマホを放り投げてまたオッパにぎゅっとしがみつくと、トントンと慰めるように背中を優しく叩いてくれる。
オッパに癒されていると、後ろからジミンに呼ばれて振り返ったら困ったような笑顔。
JM「…どうなったって2人の問題だから何も言わないけどさ、俺と疎遠になるのはもう二度とやめてよ？」
「…ジミン、」
JM「俺Aのこと好きだよ？小さい頃から一番長い時間一緒にいるんだから簡単に離れないでよ」
「…ん、…私もジミン大好き。これからも一緒にいてね」
YG「お前らは恋人か」
JM「ふふ、確かにそれに近いね！」
そう言うとジミンは嬉しそうに、くっついてたユンギオッパごと抱き着いてきた。
オッパはすっごく嫌そうな顔してやめろって低く唸ってたけど私を離さず、大好きな2人に包まれてすごく安心した。
テヒョンからの連絡を無視し続けていると次はジミンのスマホが鳴り出して。
俺ん家来るらしいから帰るねって立ち上がったジミンにお礼を言って、玄関まで見送った。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1603人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mzrs(プロフ) - 久々に最初から読みました☺️何回読んでも最高です♡更新楽しみにしてます🥰 (5月30日 16時) (
レス) @page42 id: b2dbb66729 (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - さくらさん» さくらさん💓ジミンちゃんとの親愛関係とかわいいテテを書きたいと思っているので、そう言っていただけてとても嬉しいです🥹いつもありがとうございます😭💕 (2022年10月18日 12時) (レス) id: f44a1b2b5a (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すゆさん、更新嬉しいですー💗ジミンちゃんの優しさに感動☺️そんな中で今回も最終的には結局妬いちゃうテテも可愛いくて😂💗次回も楽しみにしてます😍 (2022年10月17日 0時) (レス) id: c5033400f5 (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - さくらさん» さくらさーん！キュンキュンしていただけて嬉しいです💗癒しだなんて…！こちらこそコメントに元気をいただいています😭💕いつもありがとうございます☺️💕 (2022年6月19日 0時) (レス) id: 8318b37a6d (このIDを非表示/違反報告)
すゆ(プロフ) - MARIさん» MARIさんありがとうございます☺️💕仲直りしてテヒョン暴走です笑ジミンちゃんにまできゅんきゅんしていただいて！嬉しいです💕応援ありがとうございます💗 (2022年6月18日 23時) (レス) id: 8318b37a6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すゆ
| 作成日時：2021年12月24日 20時
