87 TAEHYUNG ページ37
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昨日店を出て、ジミンと帰るからミヤを送ってってAに言われて軽く絶望した。
もちろんミヤのことは送る。
でもAとここでバイバイなのもやだし、ジミンと2人で帰らせるのもやだ。
まだ一緒にいたかったのに、ジミンのやつAに抱き着いて甘えて。
幼馴染だし仲良いのもそんなつもりないのもわかってるけどイラつく。
ミヤのフォローにも舌打ちして怒られた。
渋々Aから離れて、家着いたら連絡するって約束してミヤと歩き出した。
途中振り返ると、ジミンとAは仲良く手を繋いでる。
引き剥がそうと2人の元へ向かおうとしたら、ミヤにこらこらって腕を掴んで止められた。
TH「離して」
MY「いつもの光景でしょ？」
TH「それでも嫌なんだってば」
MY「まぁまぁ。2人で大事な話してるかもしれないでしょ？今日は大人しく私を送って帰りなさい。」
TH「…大事な話って何」
MY「わかんないけど。てかさ、そんなにAのこと好きなのによく6年も離れてたね？」
TH「俺もそう思う」
MY「がんばってよ。テヒョンじゃなかったらたぶんあの子これからも同じ理由でフラれると思うし」
TH「あぁ、好きじゃないんだろーって？」
MY「あは、そうそう！本人はちゃんと好きなんだろうけど、私たちから見るとどこか冷めてたんだよね」
ミヤが話しながら自然に歩きだしたから結局追いかけるのはやめて。
俺はずっと気になってたことを聞いた。
TH「Aってさー、元彼何人いるの？」
MY「え？あー、5人ぐらいかな…？」
TH「えっ、そんなにいるの？」
MY「そりゃあの子モテるからね」
TH「モテるのはわかるけど…多くない？」
MY「人見知りじゃなかったらもっといたかもね。付き合う期間は短いし」
なんならあんたみたいに遊んでたんじゃない？なんてミヤはなんて事ないように言うから、ダメダメ！ってつい大きい声が出た。
MY「嫉妬してもしょうがないでしょ」
TH「…だって、」
MY「ま、自信持てよ！なんだかんだあの子もテヒョンが忘れられないみたいだしね！」
色々話してたらいつの間にかミヤの家に着いて、俺も自分の家に帰った。
家に着いて連絡したけど既読にならず、電話も出ず、ジミンにも連絡してみたけど応答なし。
2人で帰ってるから大丈夫だとは思ったけど、心配で気になって全然眠れなかった。
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年8月9日 20時
