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びっくりした。
告白は、自意識過剰だけど、その…されるって思ってたよ？
だって、そのことで話したいって言われたから2人で会ったんだし…
テヒョンの家っていうのが予想外でさらに緊張したけど。
でも、テヒョンの話をちゃんと聞きたいと思ったし、背中を押してくれたミヤとジョングク(は微妙だけど)のおかげで自分の話もできればいいなって思ってお邪魔した。
テヒョンに好きって直接言われたのは6年ぶりなんだけど、その視線がもうすっごく甘くて、優しい顔をしていて。
本当に好きでいてくれてるんだって思ってしまうくらいに気持ちが伝わる告白だった。
思ってたより嬉しかったみたいで、心臓がありえないくらいドクドクするから、唇をぎゅっと結んで耐える。
そして付き合ったのが私だけっていうのは前に聞いてたけど…
キスも私としかしたことないなんて、さすがに嘘でしょって思って眉間に皺を寄せて聞き返した。
でもテヒョンが嘘言ってるようには見えず、どうやら本当みたいで衝撃を受けた。
ちょっともう驚きとか恥ずかしいとか色んな感情でちょっと休憩したくなってきた…
だけどテヒョンが一生懸命気持ちを伝えてくれてるから、それを取りこぼさないように目と耳を傾ける。
TH「…引いた？」
テヒョンは話し終わったのか、困ったような笑顔で不安そうに聞いてくる。
「…っ、引かないよ」
首を横に振って否定した。
びっくりしてるし正直戸惑ってるけど、引いてなんかいない。
本当に私のこと特別なんだって、テヒョンの気持ちを聞いた今、やっとちゃんと信じることができた。
TH「そっか、よかった…」
「テヒョン、」
TH「あのね、ジミンに勝手にバラされたままじゃやだから、直接Aに俺の気持ちをちゃんと伝えたかっただけなんだ。…だから、今はそれをわかってくれればいいっていうか、…あの、その、」
「うん」
TH「その、だから、本当は彼女になってほしいけど、そんなの急に困るだろうから、…だから、…まだ振らないで…」
だんだん声が小さくなって、最後は俯いて呟くようにそう言ったテヒョン。
体まで小さくなってるように見えて、しゅんとした姿がかわいくて。
思わずクスッと笑ってしまうと、ぱっと顔を上げてA？と伺うように見てくる。
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年8月9日 20時
