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あっという間に学校が終わって、テヒョンと待ち合わせたカフェへ行くともう座って待っていた。
肘をついて窓の外をぼーっと眺めてる。
かっこよすぎて一瞬止まってしまったら、私に気付いていつもの笑顔で手を振ってきた。
「お待たせ、」
TH「ううん、俺も今来た。なんか飲む？」
「コーヒー飲もっかな」
TH「ん、待ってて」
テヒョンはそのまま席を立った。
なんか明るいところで黙ってる姿見ると別人みたい。
とにかく顔面が強いし、背も高くてスタイルいいしおしゃれだし…
周りの女の子がみんなテヒョンのことを見てる。
私が思ってる以上にモテるんだろうな。
やきもち、とかは全然なくてシンプルにそう思う。
ぼんやりしていると、自分と私の分の飲み物を買ってきてくれた。
TH「はい、」
「あ、ありがとう。いくら？」
TH「いいよこのぐらい」
「ダメだよ」
TH「いいの。だいたい払わせるわけないでしょ」
「えー…じゃあ、ごちそうさまです」
TH「ひひ、どーぞ」
「…おいし、」
TH「ね。…2人きりって中学以来だから緊張しちゃうなぁ」
「わ、わたしも」
TH「でも来てくれて嬉しい。ありがとね」
口を四角くしてひひっと照れ臭そうに嬉しそうに笑うテヒョンの笑顔が変わってなくて、きゅんとした。
そのあとは朝起きれた？とか、ジョングクとご飯楽しかった？とか、俺コーヒー飲めないんだよねーとか。
取り止めのない話をして、緊張して変に入ってた力がだんだん抜けてきて。
お互い飲み物がなくなった頃、テヒョンがさっきまでとは違う真剣な表情で呼んできた。
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年8月9日 20時
