65 TAEHYUNG ページ15
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TH「なんでお前がAに話すの」
JM「え？あぁ、そうだよね。ごめんごめん」
全く反省してない様子でニヤニヤするジミン。
Aは落ち着かないのか手に持つビールを早いピッチで飲んでいく。
TH「A、そんな飲んで大丈夫？」
「ん、」
JM「酔ったところ見たことないから大丈夫。ちょっとぐらい酔いたいだろうにかわいそうだね」
「うるさい。その時はオッパと飲むからいいもん」
え、そんな強いの？ジミンより？見た目とのギャップ…
ユンギヒョンは酔ったA知ってるんだ…
またぐるぐる別のことを考えてヤキモチ妬きそうになるのを振り払うように頭を横に振って、思考を戻す。
気持ちがバレちゃったんだから、ちゃんと2人で、俺の口から話したい。
TH「A…2人で話したい。」
「え！？いや、私は…、」
TH「わかってるよ。元彼とは関わらないのは。でもこんな感じでジミンにバラされて俺から直接何も言えないのはやなんだけど。」
「…、」
JM「確かにね。俺から聞くよりちゃんとテヒョン本人から色々聞くべきだよね。バラしたの俺だけど〜」
TH「今日じゃなくていい。明日は？」
「あ、明日はちょっと…」
TH「じゃああさって」
「…あさってなら…」
TH「じゃあ学校終わったら連絡して？」
「わ、わかった」
TH「ん。ちなみに明日は何があんの？」
「前言ってた後輩とご飯いくの」
TH「2個下の子？」
JM「あ！ジョングク？Aがかわいいかわいい言ってた奴！」
TH「は？男なの？」
「そ、そうだけど…」
JM「テヒョン怖いよ！知らなかったの？」
TH「聞いてない！2人で行くの？」
「う、ん。」
イライラして、すごい低い声が出た。
てっきり女の子の後輩だと思ってたし。
TH「男とふたり…」
「ジョングクは後輩だよ」
TH「でも男でしょ」
「かわいい後輩なの！何でテヒョンに怒られなきゃいけないの」
TH「だって…」
JM「はいはいお前はAの彼氏でも何でもないでしょ」
TH「…、」
確かにそうだ。言い返せない。
しかもAも自分の交友関係に口出されて嫌なのか、ちょっと怒った顔してる。
そんな顔もかわいいんだけど、嫌われたら終わりだ。
TH「…ごめんねA。楽しんできて？あさって会えるの楽しみにしてる。」
「……うん」
謝ったけど、俺が納得いかない顔してたんだろう、Aは怪訝な顔で頷いた。
俺はやだって思いを込めてAにくっついた。
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年8月9日 20時
