64 TAEHYUNG ページ14
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Aが缶ビールを一気に飲み干して、新しいのを取りに行った。
TH「お前なんで言うんだよ」
JM「ごめん。でもテヒョンだって言ったこと気付いてなかったじゃん」
TH「そうだけど！…会ってくれなくなると思って告白してなかったのに…」
JM「いやいや！あんなダダ漏れだったら言ってなくてもわかるよ！」
全く隠してないから好きって言ってぐいぐいいってんのかと思ったわ！って…
ジミンがそのままでいいって言ったから考えるのやめてAに接してたけど、そんなにわかりやすかった？
元々友達であっても距離が近いからその延長でAにもできてると思ってたんだけど…
あ、でも、確かにAにはちょっと過激に触れてたかな？
だって好きな女の子だもん、友達とは全然違う。
ちょっとぐらい過剰なのは許してほしいよね。
TH「A見たらかわくて我慢できない」
JM「うん、だろうね。見てたらわかるよ。」
TH「どうしよう…」
JM「A動揺してたし、テヒョンが自分のこと好きとは思ってなかったかもね。」
TH「もう！ジミンのアホ！」
JM「ごめんって。でもA満更でもなさそうだったし大丈夫だと思う」
TH「えっ、…ほんとに？」
JM「うん。まぁ意識して逃げられる可能性はあるけどね」
TH「えっ！！そうなったらジミンのせいじゃんか！」
「テヒョン声大きい！」
Aがビールを持って戻ってきた。
落ち着いたのかいつも通りだ。
JM「テヒョンに怒られてたの」
「なんで？」
JM「俺がテヒョンがお前のこと好きってバラしたから」
TH「おいジミン！」
「…っ、」
JM「お前本当に気付いてなかったの？」
「ぃゃ…だって、テヒョンってそんな人だし…」
JM「テヒョンって基本距離近いけど、Aにはもっと近いしどろどろに甘いよ」
「……」
恥ずかしそうに、居心地悪そうにするAの真っ赤になった顔を見て、きゅんとする。
いやそうじゃなくて！俺の気持ちが完全にバレてしまった…
違う、バレるのはいいんだよ。
だって俺隠してないもん。
ただ、ジミンが俺の前でAにバラすっていうのが本当に不本意すぎるわけで。
もっともっと仲良くなって心の距離を近づけてから、ちゃんと俺の言葉で伝えたかったのに。
しかもAにジミンが勝手に話してるし。
いい加減にして！
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年8月9日 20時
