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TH「…A、頭撫でて」
「ちっ、かい…」
TH「ん、近いね、ちゅーできそう」
「っ、だめ、」
TH「わかってる。我慢するから、頭撫でて？」
「…っがっ、」
TH「撫でてくれないならちゅーしてい？」
「だ！だめだよ、！」
テヒョンの肩に置いた手を離して、恐る恐る頭へ持っていき撫でる。
ちょっと顔を動かせばくっついちゃいそうな距離にテヒョンの顔があって、
大きな三白眼に、じっと、私でもわかっちゃうぐらいに甘く熱っぽく見つめられて、
体がぴったりくっついている。
何だこの状況は。
この前うちで犬みたいだなーって撫でた時と全然違う。
なんかテヒョンの雰囲気が…こんな男の人な顔知らない。
恥ずかしくて、テヒョンの顔を見れなくて、目をぎゅっと閉じた瞬間部屋のドアが開く音がした。
JM「あー俺の部屋でいちゃいちゃしないでくれる？」
「ジミン…」
TH「チッ、」
テヒョンが舌打ちして腕の力を緩めた隙にジミンの方へ駆け寄った。助かった。
JM「どしたのA。顔真っ赤だよ？」
「ジミン！」
JM「なんだよパニック？ほら持ってきたよ」
「…ありがと」
ビールを手渡されて、そのまま速攻開けて流し込んだ。
ジミンはふわっと笑いながら頭を撫でてくれる。
見慣れた笑顔と安心する手とぐひぐび流し込んだ冷えたビールで、ちょっと落ち着いてきた。
TH「何でそんなホッとした顔するの。」
「だってテヒョンが、…」
JM「襲われるかと思った？」
「！…、」
JM「は？テヒョンまじで襲ったの？」
TH「襲ってない！我慢したよ！」
JM「好きなのはわかるけど、Aの気持ちも考えろよ。それに俺の部屋ではやめて。」
TH「わかってる。だから頭撫でてもらってたでしょ？」
JM「いや意味わからんから」
ちょっと待って。
しれーっと流されたけど、ジミン好きって言った？
あれ？テヒョンも普通に会話してるし気のせい？
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年8月9日 20時
