96 TAEHYUNG ページ46
．
Aから好きって聞けた。
嬉しくて幸せで…泣きそうになった。
6年間も何で離れていられたんだろうってくらい、いつの間にかAのことをあの時以上に好きになっていた。
いや、離れてたからなのかな？
別れてしばらくは未練タラタラだったし、再会してやっぱりAじゃなきゃだめって思い知ったし…
大人になって変わったところがあってもそれはお互い様で、そんなところだって魅力的で好きだなって思う。
中学の時、初めて付き合った時と同じように、彼女になってくれるか聞いてみたらAが笑って答えてくれた。
Aもあの時の会話覚えててくれてるみたいで懐かしいねって心があったかくなる。
近くで顔を見たくてAの方を向いて隣に座ると、照れた顔はほんのり赤くなって、恥ずかしそうに伏せちゃった。
それでもお願いすると、Aはおずおずと赤い顔を上げてくれる。
あーかわいいかわいいかわいい…
A、俺のもの。これからはずっと。もう絶対、何がなんでも離さない。
上目遣いでチラチラ俺を見ながらも落ち着きなさそうに目を泳がすAはかわいくて、そんな姿を見てるとやっぱり唯一Aにはキスしたいって思う。
もう我慢しなくていいよね？
TH「…ね、もう彼女だしいいよね？ずっとしたかったんだ」
Aは目を閉じて受け入れてくれて、中学以来のキスをした。
触れるだけの、ぎこちないキス。
Aとしかしたことないから6年ぶりで緊張しちゃって…
しばらくの間くっつけてゆっくり離した。
Aの唇だ…柔らかい…気持ちよすぎて震える。
TH「A…もういっかい…」
もう一度ふにゅっとくっつけて、今度は柔らかい唇に少し吸い付いて離れた。
次は感触を確かめるように唇を動かして食んでみる。
「…ん、」
TH「…っ」
本当に気持ちよくて、離れたくなくて、何度も食んだり吸ったりを繰り返していると、Aから力の抜けた声が漏れた。
初めて聞く悩ましい声にどうしようもなく興奮してしまう。
もう少しいいかな…？
Aの唇をぺろっと舐めてみると、迎えるように口を開けてくれたからすぐに舌を絡ませた。
「…ん…」
Aからも俺に応えるように絡ませてくれて、いつの間にか俺の腕を掴んでいた手に声が漏れる度きゅっと力が入る。
あぁどうしよう…やばい…
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すゆ
| 作成日時：2021年8月9日 20時
