44 ページ44
．
久しぶりにテヒョンと2人で話した。
本当に何でもない話。
テヒョンは独特の言い回しや不思議発言がよくあって、相変わらずおもしろくて笑っちゃった。
そして私とテヒョンがニコニコ楽しそうに聞いてくれるから、たくさん話した。
気まずいとか会話に困るとかは全然なくて、すごく楽しかった。
あっという間に時間が経っていて、眠くなってきたなぁってあくびをしたらテヒョンが寝ようかって。
ユンギオッパの部屋行こうと思って立ち上がると、テヒョンにヒョンと寝ないで、って引き留められた。
それも必死で。
気になって寝れないとかなんとか…子犬のような切ないようななんともいえない顔で私を見上げてきて
昔からテヒョンそんな顔をされると断れなかった私はわかったって頷く。
途端に嬉しそうにいつもの調子に戻ったテヒョン。
腰に腕を回してぐっと距離を詰めてきて、一緒に寝ようとかふざけたこと言うから適当にあしらったら次は頭撫でてって…
ふわふわと撫でると気持ちよさそうに目を細めて、本当に犬みたい。耳と尻尾が見えるよ…
かわいいな、って思って思わず笑っちゃうと、無言でじっと見つめてきて、だんだんとテヒョンの目が細まった。
そして抱きつかれて元々近かった距離がゆーっくりと、さらに、縮まる。
どんどん近づく距離に耐えられず呼びかけると、テヒョンははっとして何かを振り払うように頭をぶんぶん振って、そして胸元に擦り寄ってきて深呼吸をした。
…と、思ったら、ゔっと一瞬唸って両肩を掴まれガバっと距離を取るように離れた。
一体なんだ？
突然の謎の行動に何が何だかわからず、きょとんとしてしまう。
TH「ごめん！じゃあ、おやすみ」
「あ、うん…おやすみ」
テヒョンが腕を離してそう言ったから、リビングを出て約束通り自分の部屋へ戻った。
変なテヒョン。
まぁでも元々突拍子のない行動することもあったからそんな気にすることでもないのかな。
テヒョンがぼんやりした顔でゆっくり距離を詰めてきた時、胃がぎゅっとなった。
顔と態度には出さなかったけど、今度こそキスされるかと思った…
…いやいや、意識しすぎだってば。
テヒョンとは友達。地元の同級生。
そう思って落ち着いてくると、眠かったのを思い出して一気に寝落ちた。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1353人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かりすゆ(プロフ) - さるもねるさん» お返事遅くなってごめんなさい。さるもねるさん、コメントありがとうございます。読んでくださっていてうれしいです。変換できてないところすぐに確認修正しますね。ご指摘ありがとうございました。 (2021年11月20日 18時) (
レス) @page40 id: 61d739dc9c (このIDを非表示/違反報告)
さるもねる(プロフ) - 名前変換出来てないところがちょっと目につきます‥……とても面白いです (2021年11月7日 0時) (レス) @page25 id: 6e2fd367e1 (このIDを非表示/違反報告)
かりすゆ(プロフ) - みあもさん» ありがとうございます！嬉しいです…がんばります！ (2021年8月7日 13時) (レス) id: 806b3dbea6 (このIDを非表示/違反報告)
みあも(プロフ) - 続き楽しみにしてます！更新頑張って下さい(^^) (2021年8月5日 19時) (レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すゆ
| 作成日時：2021年7月7日 21時
