81 YOONGI ページ31
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しばらくすると唇が離れ、お互いの舌先を結ぶ糸が切れるのを見届けてから至近距離で見つめ合う。
Aはぽろっと涙を溢した。
…ユジンの涙を見た時と全然違う。
Aの涙を見ると、拭って抱き締めてやりたい。慰めたい。甘やかしたい。愛おしい。
YG「好きだよ。」
「ユンギ、」
YG「俺にはお前だけ。」
「…うん。わかってる。ユンギのこと信じてるし。」
YG「ん。」
「でもやなの。私以外とキスなんてしないで。私のユンギなんだから。」
YG「わかってるよ。ごめんな。」
「ユンギ、好き。」
YG「俺も。」
次の日はAがべったりだった。
本当にAか？ってぐらい。
何するにも後ろから腕を回してくっついて着いてきて、座ってても膝に乗るか横から抱き着いてくる。
YG「A、飯は？」
「食べる。」
YG「ん、何食べる？」
そう言ってキッチンへ歩いていくと後ろから抱き着いて着いてくる。
YG「作れねぇよ」
「じゃあデリバリーでいい。」
食い終わって、ソファに座ってテレビを見てると、Aは足の間に座って俺の腕を掴んで自分の腹の前へ持ってきた。
YG「A、ちょっとどけて、」
「なんで？」
YG「トイレ。」
「早く戻ってきて。」
トイレから戻ってまたソファに腰掛けると、すぐに向かい合わせに膝に乗ってぎゅっと抱き着いてきた。
「ユンギ、」
YG「ん？」
「んーん」
YG「何だよ。よしよし」
「ユンギもぎゅってして。」
YG「これでいい？」
「ん。」
しばらく抱き合ってると次は顔を上げてキスしてきた。
何回も啄むように繰り返して、時々唇を食んでくる。
YG「ん、今日甘えただな」
「だってユンギは私のだもん。やだ？」
YG「いや？かわいいよ。」
「じゃあもっかい、」
キスをしながら唇をぺろっとしてきたから少し開けると、Aから深いキスが降ってきた。
「…ん、ん、…はぁ、」
YG「昼間からこんなキスされたら我慢できないけど。」
「いいよ、我慢しないで？いっぱいちゅーして触って。」
俺の両手を自分の頬に持っていきながらとろんとした目で見つめてくる。
YG「っ、お前…知らないからな。」
Aがかわいすぎるのが悪い。
抱き上げてベッドへ連れて行き、昼間から手加減せず夢中で求めた。
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年5月25日 1時
