33 YOONGI ページ33
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久しぶりにAと2人きりでゆっくりできる。
先週も先々週も金土日とジョングクが来ていたから。
姉弟で3日間も2人きりで何すんのか想像もつかず聞いてみたら、
「ん？色々だよ？買い物とか家でまったり映画見たりゲームしたり！たまにドライブとか？」
YG「…」
楽しそうに話すからジョングクだけじゃなくこいつも相当ブラコンだということがよーくわかった。
起きたのが昼だったし結局だらだら。
まあいつものことなんだけど。
YG「来週はどっか行くか。」
「へ？」
YG「クリスマスだろ？行きたいとこねえの。」
「でも寒いし出るの嫌でしょ？ケーキ一緒に食べてくれるだけでいいよ？」
YG「いつも家だしたまにはいいよ。」
「本当？やっぱなしとかなしだよ？」
YG「わかってるわ」
「うれしい！ユンギすき！」
YG「はいはい。」
特別な感情がこもっていなくても好きと言われてちょっとにやけそうになるのを堪えていたら、ソファに座る俺の膝に満面の笑みで乗っかってきて、スマホを見せてくる。
「ユンギ、私ここ行きたい！」
YG「あ？イルミネーションとか絶対人多いから却下。」
「なんで！これが見たい！そもそもどこいったって人多いよ！」
YG「…」
「いいじゃん！ね？なしとかなしって言った！」
YG「…今回だけな。」
「やった！楽しみだな〜。帰りはホールケーキ2個買ってね！チキンとシャンパンも用意しなきゃ！」
YG「寂しくならなくてよかったな。」
「えへへ、うん。ユンギのおかげ。ありがと。」
そう言って振り返ったAのほっぺにちゅっと触れて、抱き締めた。
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年5月17日 18時
