31 YOONGI ページ31
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「んーーーユンギ…」
そう言いながら首に腕を回し顔を擦り寄せてくるA。
YG「なんだよ、」
「近づきたくなって。」
YG「そーかそーか、よしよし。」
「ユンギにぎゅってされるの好きなんだ〜」
YG「…」
「あとね、頭よしよしされるのも気持ちくて好き。」
顔を上げてそう言ってきたAは、酔ってるせいか眠そうで目がとろんとしていて、至近距離はキツい。
また顔を元に戻すと首筋に唇を当ててきた。
YG「…それってどういうつもり？」
「わかんない、」
YG「…はぁ…」
ため息が出た。
体を離し、Aの両頬を掴んで顔を上げさせる。
相変わらずとろんとした顔でじっと見つめてくる。
もう無理。
YG「…」
「…ん、」
顔をゆっくり近づけて、唇を合わせた。
YG「…」
「…」
一度してしまうと我慢ができなくて。
もう一度近づけ、今度は長めに口付けた。
Aも逃げたり嫌がったりすることもなかったから余計にダメだった。
何度も重ねては離れ、唇を食んで吸いついたらAも同じようにしてきて、だんだん激しくなっていく。
「…ん、」
YG「、…口開けろ、」
そう言って頬を掴んでいた片手を離して顎を掴み親指で唇を開くように少し引っ張る。
Aの下唇を一度ぺろっと舐めて口内に舌を入れ小さいそれと絡ませた。
「、んぅ、ふ…」
YG「……はぁ、」
どれくらいそうしていただろう。
横並びだったのが覆い被さるような体制に変わり、Aを挟むように両肘を付いて、首から離れたAの手は俺のパジャマの胸元をきゅっと掴み、俺の舌に一生懸命ついてこようとしている。
いじらしくてかわいい。
正直俺は爆発しそうで、このまま先へ進もうかと思った。
でも酔っ払って雰囲気に流されているAを抱くのは嫌だった。
ここまでしといてだけど、好きだからちゃんとしたい。
その思いだけで名残惜しいが唇を離して、目を閉じて深呼吸して耐えた。
Aを見ると今にも寝そうで目を閉じかけていた。
「ユンギ…」
YG「もう寝ろ。目開いてないぞ。」
「ぅん…」
YG「おやすみ。」
もぞもぞと俺の胸に擦り寄ってきてすぐに寝息を立て始めた。
今の俺には拷問だったけど、必死に落ち着いてAの額にキスをして目を閉じた。
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年5月17日 18時
