18 YOONGI ページ18
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ぐっすり寝れた。
なんならいつもより目覚めもいい。
Aを送り出してからコーヒーを飲んでぼーっとスマホをいじる。
昨日夜返していないヨナから電話とカトクが何件か来ていたから返してから準備を始めた。
昨日の夜から驚くほど自然に俺のパーソナルスペースにいるA。
俺自身も違和感なく受け入れてるし、本当に居心地がいいんだろう。
休みの日はほぼ寝て過ごす俺が外へ誘うなんて自分でも驚いた。
でも嬉しそうなAの顔を見てこんな日もあっていいかと思えた。
…まずいな。
つい昨日は今の距離感でとか考えてたくせに、頭の中を占めるAの割合が確実に大きくなってる気がする。
あいつは地元に彼氏がいてそいつとずっと一緒にいると言ってたんだ。
俺は友達だしこれからも変わらない。
なんなら仕事がなければ共通するものもないわけで、会うこともない関係なんだから。
そもそも俺にはヨナがいる。
まあAの存在に関わらず潮時だと思うし直接会って話さなければいけないけど。
考えてても仕方ないしめんどくさくなって準備を終わらせてAの連絡を待った。
【準備できたけど、ユンギいける？寝てない？】
【寝てねえわ。今から向かう。】
変なうさぎのスタンプが来たのを見て車を走らせた。
昨日と同じ場所に停車し着いたと連絡しようとしたら、Aはマンションの下で待っていた。
俺に気付いたAは笑顔で手を振ってこちらに走ってきた。
…私服はまた雰囲気が変わるな。真っ黒。
「昨日も今日もありがとね。」
YG「どーいたしまして。道案内できる？」
「ごめん方向音痴なの(笑)住所言うからナビにして。」
YG「そういや入社してすぐ自分のフロアわからずに迷って泣きそうになって誰かに連れてきてもらってたな」
「本当恥ずかしいわ。未だにいじられるもん！……よしできた！しゅっぱーつ！ユンギお願いします。」
YG「おー」
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年5月17日 18時
